引っ越したあとの息子の部屋。


ものがなかったこともあり、あまり散らかってはいませんでした。


ただ、押入れの中にごみ袋が山のようにありました。分別がわからなかったようで、いろいろなごみがすべて一緒になっていました。


これが発達障害なんです。整理整頓はできても、ゴミの分別ができない。


あとあまり怒りを出したことのなかった息子ですが、壁の所々に怒りの穴が開いていました。


息子自身も悩んでいたのがよくわかりました。


引っ越して最初の頃は連絡もきましたし、家にも時々来ていました。


引っ越し後にも頭を悩ませることはもちろんありました。


時間が経つにつれて、あまり連絡もこなくなりました。


困ったことがあると私ではなく、旦那さんに連絡が入っているようです。


私自身がそれどころではなくなっていたので、私の耳には入れなくなったんだと思います。


もちろんまだこれから何かあるのかもしれません。


何度も、何度も進んでは戻って、その繰り返しでしたから、簡単にこれで終了と思うことはできません。


息子は初めて1人で世の中に出て行きました。もしまた戻ってくることがあっても、今までとは少し違うと思います。というか違うと思いたいです。


息子の育った時代はまだ発達障害ということの認識がほとんどありませんでした。


人から見たらただの変わり者、働かない怠け者としか映らなかったような気がします。


もちろん治る病気ではないので、まだまだいろんな壁にぶつかると思います。


その壁をなんとか乗り越えてほしいと祈るばかりです。


とりあえず私の息子の話は一旦終了です。


あと1つのずっと引っかかっていることがありました。


息子の症状はいくつも私に重なるところがありました。親子だから当たり前なのですが、ずっと気にはなっていました。


私のメンタルの主治医に聞いてみました。


「先生、私って発達障害ではないでしょうか?」


主治医の答え「そおかもしれませんね。でも今さら調べてどおしますか?」


前主治医、現主治医ともに同じ答えでした。


確かに調べてわかったところで私の人生にはあまり影響はありません。なのでわざわざ検査をするつもりはありません。


他の病気もそおですが、わかって治療のできる病気ならもちろん進んでは治療をしたほうがいいと思います。


息子のように調べて人生が少し変わる人もいますので。


この話は一例で、全てではないので、違うとおもった方はお許し下さい。


またなにかありましたらご報告するかもしれません。


それでは失礼します。