施工管理のオートメーション化について、概要を述べよ。

 

■回答

(1)方針

 建設現場全体のオートメーション化を進めるためには、施工の自動化や BIM/CIM 等によるデジタルデータの活用に加え、部材製作、運搬、設置や監督・検査等あらゆる場面で有用な新技術も積極的に活用しながら「施工管理のオートメー ション化」を推進。 

 

(2)これまで

立会い、段階確認等の確認行為において活用していた遠隔臨場を検査にも適用するとともに、コンクリート構造物の配筋の出来形確認においては、デジタルカメラで撮影した画像解析による計測技術も適用する。

 

(3)リモート化・オフサイト化

小型構造物や中型構造物を中心に活用していたプレキャスト製品について、大型構造物についても VFM(Value for Money)の評価手法の確立等を進めながら導入を推進することにより、リモート化・オフサイト化を進める。

 

(4)大容量データ

大容量のデータを活用するには、通信ネットワークの強化も不可欠であり、 日本全国を高速・大容量回線で接続し、動画や3次元モデルなどの大容量データ を円滑に利用できる環境を整備する。

 

(5)国家座標

 なお、施工管理のオートメーション化に向けた衛星測位技術の活用に当たっては、 国家座標に準拠したデータの活用も推進。 

 

■自己評価

「プレキャスト製品は小型構造物中心に進めていたが、大型構造物についても VFM(Value for Money)の評価手法の確立等を進めながら導入を推進により、リモート化・オフサイト化」

つまり、プレキャストをの普及をより推進するということですね。