データ連携のオートメーション化の概要を述べよ。

 

■回答

(1)内容

調査・測量、設計、施工、維持管理といった建設生産プロセス全体をデジタル化、3次元化し、必要な情報を必要な時に加工できる形式で容易に取得できる環境を構築するBIM/CIMなどにより「データ連携のオートメーション化」を推進。

 

(2)得られる効果

これにより同じデータを繰り返し手入力することをなくし、不要な調査や問い合わせ、復元作業を削減するとともに、資料を探す手間や待ち時間の削減を進める。

 

(3)データに関する状況

 建設生産プロセスにおいて作成・取得するデータは多量にある一方、現時点ではデータを十分に活用できていないことから、各段階で必要な情報を整理した上で、 関係者間で容易に共有できるよう、情報共有基盤を構築し、円滑なデータ連携を進める。

 

(4)データの活用

 設計データを施工データとして直接活用することや、 デジタルツインの構築による施工計画の効率化など、現場作業に関わる部分の効率化に加え、BI ツール)等の活用により、紙での書類は作成せず、データを可視化 し、分析や判断ができるよう真の意味でのペーパーレス化(ASP(情報共有システム) の拡充といった現場データの活用による書類削減)などバックオフィスの効率化の両面から進めていく。

 

■自己評価

要は、BIM/CIMの推進のようにも思います。

デジタルツインなどにより施工計画の効率化を図り、デジタル化やペーパーレス化を進めるということなんですね。

3つのオートメーション化の中でこれが一番分かりやすい気がします。