ICT施工ステージ2の取組をステージ1と比較して説明せよ。

 

■回答

ICT施工ステージ1では、測量や建機の操縦といった作業単位で効率化を図ることとしていたが、ステージ2では工事全体の生産性を高める。

なぜなら、ステージ1の手法では、工事工程の作業を一貫して効率化するには、現場技術者や現場監督の経験にゆだねられているためである。

そのために、IoTやデジタルツイン等のデジタル技術により見える化を強化し、工事全体の生産性を高める。

(1) 人・機械・資材データの見える化

(2) 出来形・出来高データなどの見える化

(3) 人・機械・資材データ、施工進捗データなどを活用した施工改善

(4) 施工データを活用した立ち合い・協議

  円滑な協議、現地立ち合いの削減

  施工データを基に任意時点の監督、検査

  施工データを基とした客観的指標による評価

 

・ 建機の位置情報をICT機器で把握して分析し効率的に建機を動かす
・ 工程の進捗状況を可視化して最適なタイミングで建機を操作する
・ 稼働状況を把握して適切な人員配置を行う。

 

■自己評価

お気に入りは、「なぜなら、ステージ1の手法では、工事工程の作業を一貫して効率化するには、現場技術者や現場監督の経験にゆだねられているため」というフレーズです。

 

仮に、3枚ものの問題がステージ2のことに触れられず最重要課題を抽出できるのであれば、「デジタル技術による生産性向上」を挙げ、すると、工程毎の調整を現場技術者や現場監督の経験によって、得られる効率性が異なる。ということをリスクに挙げられ、リスク対策にステージ2の話を挙げられるからです。