コンクリート構造物の検査・点検で用いる非破壊検査について、次のうちから3つを選び、それぞれについて、目的(得られる情報)、測定上の留意点を概説せよ。

➀反発度法

②超音波法

③電磁波レーダ法

④自然電位法

⑤赤外線サーモグラフィ法

⑥電磁誘導法(鋼材の導電性及び磁性を利用する方法)

 

■回答

➀反発度法

(1)目的(得られる情報):

コンクリートの強度

(2)  測定上の留意点:

シュミットハンマーをコンクリートの表目に対し、必ず垂直に向け打撃を加える。雨天後などコンクリート面が湿っている場合は正確に測定できない。反発度と測定回数から換算表を用いて圧縮強度を測定する。

③電磁波レーダ法

(1)目的(得られる情報):

かぶり長、鉄筋間隔、コンクリートの躯体厚や空洞

(2)測定上の留意点:

 対象物の特定不可。コンクリートが湿潤状態では測定不可。有資格者が測定する。測定範囲が1m×1m以上の平らなコンクリートで行う。雨天時は正確に測定できない。鉄筋間隔がかぶり厚さに近いか小さい場合、測定困難。鉄筋径が太い場合、測定が困難になる。

④自然電位法

(1)目的(得られる情報):

鉄筋腐食

(2)  測定上の留意点:

鉄筋腐食の速度は測定不可。コンクリートが必要に乾燥している場合、表面を塗装している場合、エポキシ樹脂塗装鉄筋、亜鉛めっき鉄筋を使用している場合、電位差が測定不可。           以上

 

■自己評価

これは無理です。反発度法は、実務でやることがあるので分かりますが、他は全然分かりませんでした。

電磁波レーダー法で、かぶり長情報が得られること、雨天時は測定不可ということだけ、覚えとこ。