暑中コンクリートの概要と使用時の留意点を説明せよ。
■回答
１．概要
暑中コンクリートとは、日平均気温が２５℃を超える時期に施工するコンクリートのことである。
打込み時の気温が30℃を超えると、運搬中のスランプ低下、連行空気量の減少、コールドジョイント発生、ひび割れ発生などが生じる。
２．使用時の留意点
（養生方法）
・打込み後、急激な乾燥によるひび割れの発生が認められた場合は、ただちにタンビング等を行い、ひび割れを除去する。
・養生期間中は湿潤状態を保つ
・直射日光や風を防ぐために散水やシートをかぶせる。
（温度管理）
・練り混ぜ～打ち込み終了までの時間は1.5時間以内。
・打込み時のコンクリート温度の上限は35℃以下を標準。
・高温となる場合は、散水・シートで覆う。
・コンクリートポンプで圧送する場合は輸送管を湿らせた布などで覆い、菅の温度が高くならないようにする。
（単位水量）
単位水量は所要のワーカビリティが保てる範囲でできるだけ少ないする。
後ろへ逃げるが得意だけど少し前へ