Jリーグ第12節は、ホーム等々力に浦和を迎えて行われました。
結果は0−2で負け。新監督に勝ち点をプレゼントしちゃうんじゃないのフロンターレ?と試合前心配してましたが、その通りになってしまいました。悔やまれます。
敗因は、智将オズの魔法に絡め取られ逃げ出せなかった。これかと思います。執拗なボールホルダーへのプレス。憲剛や小林へは二人・三人と襲いかかり、自由にさせてもらえませんでした。次第に攻守にずれが生じ、スキを突かれて2失点。2点取られたら3点取る、が川崎の本来の姿ですがこの日の攻撃陣は沈黙してしまいました。次回、奮起を期待します。
そんな中、光っていたのはこの男「握ったボールは渡さない」で有名な大島僚太。いつも以上に切れ味鋭いところを魅せてくれました。ボールを受ければ、鋭い切り返しでDFを翻弄。くるくると独楽鼠のようにターンし、相手が二人いても軽々剥がして好パスを連発。ピッチを制圧していました。これだけで、ご飯おかわりできます。
守ってはコーナーポストまで相手をチェイス。クリアで全然OKなところを、グイッとボールを奪い取り攻撃に転ずる。小さな鬼神が現れたのかと思いました。これでご飯大盛り5杯いけます。食べ過ぎです。
しかし、この働きが結果に結びつけば…攻撃陣の奮起を期待します。
そして、ソンリョンの一発レッド(これはDF陣大反省です。こうなる前になんとかしろ)。本日終了の合図かと思いましたが…ドラマが待っていました。GK奈良の誕生です。
堂々とした立ち振ち舞い、いきなりのハイボール処理、興梠との1対1を止めるビッグセーブ、センターサークルまで出てボール回しに絡もうとする攻撃的な姿勢。そして無失点。急増すぎるGKとしては100点以上のできだったかと思います。マリノスが欲しがるぞ。
さらに、奈良GKを後押しすべく一体化するサポーター。おそらく、今季一番の大声援だったかと思います。試合終了後もチャントは鳴り止まず、スタジアムには選手の姿が見えなくなるまで大きな歌声が響いてました。自分も久しぶりに跳ねました(最近は屈伸が限界)。GK交代後からホイッスルが鳴るまで腕を振り上げ、跳びはね、声が枯れるまで歌い続けました。おかげで本日は自宅で静養。ブログを更新する時間ができました。
次回、中二日で行われる多摩川クラシコ。ソンリョン不在で不安は拭えませんが、この一体感、後押しがあればだいじょうぶと思います。選手はもちろん、サポもGWだからって浮かれて遊び呆けず体調を整え、土曜日の試合に臨みましょう。
しかし、川崎サポとしてはこんなこと言ってはいけないのかもしれませんが、昨日の試合は面白かった。サッカーの本質、気持ちのぶつかり合いがピッチで繰り広げられていたと感じました。
だからサッカーはやめられない。
そんな夜でした。