ひさびさのカレー日記 | そうでもなくない?

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『火星カレー』
2018.1.11 カンガルーカレー ★★★★


ネットで探した池袋のカレー屋。
変わりダネを揃えていたので、半分ネタとして訪問。ルウはすべて同じとのことだったので、最もインパクトのあるカンガルーを選ぶ。
固い肉を想像していたのだが、想像を裏切る柔らかさ。味にクセはあるものの、白ワインのブレゼで上手に旨味に変えている。
特筆すべきはルウ。スパイシーでどっしり重い。いままで食べたことのない独特の味。一口めは面食らった。正直むむっと思ったが、すぐに慣れるともうスプーンが止まらない。カレー好きなら癖になること請け合い。食後30分ほど経過したが、まだ口の中にスパイス感が残っている。おそろしい攻撃力。
食べている途中で、お店から推奨されている紅生姜フレークのトッピングに挑戦。重いパンチを受けた口の中がサッパリするばかりか、また異なる風味を楽しめる。
商品ののバリエーションは、すべてトッピング。鶏も牛も豚も、ルウで煮込むのではなく、それぞれ独自に調理したものをのせる。とはいえただ焼いただけ、煮ただけのものはひとつもない。ロースト、シードル煮、バターソテー、炙り焼き、ブレゼ。素材の良さを最大限引き出すよう研究されている。ひょっとして、シェフはフレンチ出身なのではないか。
さらに、私の選んだカンガルー以外にも、羊・鴨・鹿・馬などワクワクするラインナップ。制覇欲をそそられる。
インドでもない、タイでもない、欧風でもましてや日本でもない独自のカレーは、火星カレーの名にふさわしい。一度食べたら中毒必至。