【ネタバレ】俺ガイルは社会の問題に鋭く斬り込むラノベです。【ご注意】 | そうでもなくない?

そうでもなくない?

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 4
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社会に適合しない人が悪なのか?
それとも、その人を適合させない社会が悪なのか?


第4巻は、そんなテーマを中心に書かれていると感じた。
ゆえにコメディ要素控えめ。
いままでは、八幡の生きざまを中心に面白おかしく描かれていた問題に、作者はズバッと直球で斬り込んでいる。転換の章。


この物語の彼ら彼女らの生活は、本当の現実なのか?作者の実体験なのかな?いまの子どもたちって、大変だな。こりゃストレスで円形脱毛症にもなるわ。
今日偶然、若者の傾向について語った尾木ママのコラムを読んだ。教育現場で評価方法が変わったおかげで、自分の気持ちを殺して本心を表せない世代の子どもたちがいるんだって。先生や友だちの目が気になって、なにも言えないできないんだって。本当に心配。だから、このエピはとってもリアルに感じる。作者の誇張だったらいいんだけどね。


とはいえ、八幡のやり方はかなりの劇薬だったね。一歩間違えば、平塚先生の進退に関わる大きな問題になる。いまのところ、そんなことになってないのでひと安心。
タイトル通り、留美は自分で自分の道を選び取った。想定外とはいえ、結果が出たのでよかった。今回で、物語における八幡の立ち位置が変わった。ぐっと中心に、高いところになった気がする。葉山もより、八幡を意識しだしたはず。いろんな意味で。
葉山だけじゃなく、みんなが意識しだした。もう、ぼっちじゃないわw


特に結衣。今回、はっきり思いを伝えた。こんなに積極的な子だったっけ?w
八幡は空気より存在感が薄くて、みんなに無視されて、遊びの誘いも嘘つかれて断られて、勇気をふりしぼってお札を取ったのに幽霊の仕業にされて(涙)。
それでもしっかりと(ひねくれてはいるが)志を、比企谷八幡という人間を作り上げた。
自分に無いものを持っている、そんな彼にひそかに好意を寄せる者がいて、その女子筆頭が結衣。始まりは恋愛感情ではないのかもしれないけれど、好きっていう気持ちは本物。以前、彼女がいったセリフは自分に対してのことでもある。周知の事実。始まりは終わってるしw
だから、線香花火のシーンはよかったわー。結衣けなげだわー。泣けたわー。八幡よぉ、結衣がここまで勇気だしてるんだぜ?いくらヘタレでも、ちっとは漢気みせろやー。デートにいったれやー。と、おせっかいおじさんは思う。
ふたりのハッピーエンドを祈る。祈りまくる。


そして、葉山のあの告白。八幡のやり方に対して、だけではないよね。たぶん。いや、絶対。八幡と結衣の線香花火、向こうの暗がりから見てたよね。絶対。彼も闇を持つ者w


んで、最後にあの事件につながるとか、俺ガイルどんだけ社会派なの?どこめざしてんの?
おじさん、笑って幸せになりたいからさー。みんなも幸せになってよ。5巻で頼むよー。


その分、ちょいちょいはさまれる車中の会話は爆笑でした。
俺ガイル最高!!!