昨日未明(日本時間)開催された、UEFAチャンピオンズリーグ決勝
史上初となった、ダービーでの決勝戦は劇的な幕切れで、銀河系軍団レアル・マドリードの勝利に終わった。
試合内容は、さすがヨーロッパの王者を決める戦いに恥じないエキサイティングなものであった。
連日の過酷な勤務にも負けず、30分遅れでLIVE観戦した自分を自分でほめてあげたい。
試合そのもの以外でも、アトレティコ監督闘将シメオネのパフォーマンスや新宿は歌舞伎町でもお目にかかれない肉体美を惜しげも無く晒してくれたクリ様など、盛り沢山な内容だった。
大差で敗れたアトレティコのサポーターが試合後、タオルを掲げながら選手たちの健闘を称える姿には、目頭が熱くなった。
ところで、不思議なことがあった。
この手のハイレベルな試合観戦後に訪れる、高揚感のようなものを感じなかったのだ。
以前の自分ならば、試合後は眠い目をこすりながらボールとコーンを掴んで公園にダッシュで向かったものだった。でなければ、PCを起動しブログでサッカーの素晴らしさを3時間ばかりかけて綴ったものだった。
なぜだろう。クラブはともかくクリ様ラブな僕なのに…
ひとつ思い当たることがある。
この試合、なぜかまったりと流れていたように思えたのだ。
ヨーロッパの王者を決める戦いであるにもかかわらず。
それは、攻めのレアル受けのアトレティコという構図のためだったのかもしれない。
シーズン最後の試合であるため、選手たちの体が微妙に重たかったのかもしれない。
でも、ひとつだけはっきり言えることがある。それは…
(妄想入りまーす)
川崎フロンターレのサッカーのほうが、数倍ほんのちょっとだけ面白いってこと。
あの、流れるようなパスと狭いエリアを攻略するタフな精神、相手の逆を取る動き出しなど、今までのサッカー観を変えるほどのエンターテイメントを足掛け3年観ている自分には、火の出るようなマドリードダービーであっても物足りなかったのだ。
ぜんぶ腑に落ちた。
いつか、あの舞台に立つ川崎フロンターレを妄想しながら中断期間を過ごせることが、この上ない幸せである。
ACLは敗退してもなおそう思う。
(了)
※フロサポなのでこれくらいの妄想妄言はご容赦くださいませ。