お粗末!!Jリーグ2ステージ制、欠陥発覚で“白紙”に…
[ スポニチアネックス 2013年10月31日 06:00 ]
記事の内容に驚いたのは事実だが、それ以上に胸が悪くなることがある。
曰く
「お粗末!!Jリーグ2ステージ制、欠陥発覚で“白紙”に…」
「見切り発車のJリーグ改革案がぶざまな欠陥を露呈した。」
「細部未定のまま性急な改革に動いた結果が、お粗末なドタバタ劇を招いた。」
「迷走の行く末が注目される。」
署名はないが、記事からは記者のJリーグ愛がヒシヒシと伝わってくる。さぞや、2ステージ制に対して悔しい思いがあったに違いない。煮え湯を飲まされるような気持ちであったろう。それに対しては、同情の余地はある。
とはいえ、マスコミとしてこのような表現はいかがなものか。報道を生業とするものならば冷静に事実を見極め、できるだけ読者にバイアスをかけないようわかりやすく伝えるべきと思う。
これでは、ただの誹謗中傷だ。悪口だ。マスコミュニケーションは、個人の感情のはけ口じゃない。
大げさに言えば、読者の人心操作だ。世論の誘導だとも言えるだろう。
繰り返すが気持ちはわかる。だが、記者の使命として落ち着いて事実を確認し、綿密な取材の上で報道して欲しい。このように「品」のない記事は避けて欲しい。
それとも、あれなのかな。購買者を増やすために、あえて扇情的な表現にしているのかな。商業上の理由で、やむなくやっているのかな。会社から、上司から命令されて泣く泣く記事を書いているのかな。
当ブログの読者様へ。こういう表現が好きな方には、不愉快な思いをさせたかと思います。一個人の見解ですので、ご勘弁ください。