＜ダルメシアン脱走＞堺の歩道で４匹大暴れ ５人けが
２２日午後４時５０分ごろ、堺市堺区一条通の府道沿いの歩道で「複数の犬が暴れて人にかみついている」と、通行人から大阪府警堺署に通報があった。小学６年の男児（１１）と２２歳と６２歳の男性の計３人が足を１回かまれ、自転車に乗っていた３９歳と９歳の母娘が転倒し、いずれも軽傷を負った。署員が到着した時、犬は逃げていた。
堺署によると、襲ったのは大型犬のダルメシアン４匹。近くの５０代の男性宅から逃げたとみられる。４匹は男性と家族が捕獲した。男性は計１１頭のダルメシアンを飼っており、府動物愛護条例違反（係留違反）などの疑いで事情を聴いている。
毎日新聞 10月22日(火)23時40分配信
うちの近所の公園（運動広場）は、ご多分に漏れず愛犬家の集いの場となっている。大中小和洋様々なワンちゃんが遊んでいる。リードをはずされて。
大丈夫とはわかっていても、正直不安だ。なにが起こるかわからない。
息子たちも今は大きくなったからそれほど心配ではないが、幼稚園や小学校低学年時代に遊んでいたときは、細心の注意を払っていたものだ。
不安の要因は2種類ある。
ひとつは、自身や家族に被害がないだろうかということ。
もうひとつは、もしワンちゃんが人を噛んだ場合、今までどおり一緒に暮らすことはできなくなるってこと。
愛犬家の多くは「宅のワンちゃんが人様を噛むわけないざます（噛んだらワンちゃんに病気も伝染るし）」と考えていることであろう。調べたことはないが、おそらくそうであろう。でなければ、放し飼いなどしない。だって、犬がガチンコで走っていったら、大の大人でも追いつけないだろうからね。
だけど、件のような事件が起きる。これは、決して特別なことではないんじゃないかな。ワンちゃんだって体調悪いこともあるし、ストレスが溜まってイライラすることもあるだろう。大型犬なら、戯れようと思って跳びかかり小さい子に怪我をさせるかもしれない。
なにが起こるかわからない。
公園内を自転車で走行していた時、マルチーズっぽい犬が自転車の前をいきなり横切ってきた。急ブレーキで事なきを得たのだが、前述のことを普段から感じていたので飼い主に「危ないから繋いでおいてください（語気やや強め）」と注意した。帰ってきた言葉は「公園内は自転車禁止！」という、こちらを避難するものだった。謝罪の言葉や態度はない。顔は犬の威嚇するそれだった。
確かに、公園内を自転車で走ることはいけないことだ。それはこちらにも非がある。にしても、そんな態度で非難される覚えはないし、放し飼いもおそらく禁止事項だろう。
この態度が、多くの愛犬家を代表しているのではないか。極論を言えば「うちのワンちゃんは悪くない。噛まれたお前が悪い」というものか。
やや言い過ぎか。不快に思われたら申し訳ありません。
なにが言いたいかというと、放し飼いの危険性はもうひとつあるということ。すなわち、愛犬の命が危険にさらされるということだ。公園内で相手が自転車だから、大事にならなかった。これが、交通量の多い道路で相手がトラックだったら。愛犬はひとたまりもないだろう。
その名の通り、愛する犬、いや家族ならそのあたりをよく考えて行動してほしいと思う。僕もワンちゃんは大好きだ。できれば抱きしめたいし一緒に暮らしたい。だからこそ、あえてこんな記事を書いた。愛犬家の皆さまに、何か伝われば幸いだ。おそらく愛犬家の読者はほとんどいないけどｗ
それともひょっとして。
僕が知らないだけで。
すべての愛犬家の皆さまは、自分のワンちゃんを完璧にコントロールする術を心得ているというのだろうか。一声かければ、兵隊よろしく踵を返して飼い主のもとに戻ってくる魔法を体得しているというのか。
であれば、僕の全面的勘違いにつきお詫びいたします。
どなたか真相を教えてください。