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大ヒット番組「ロンドンハーツ」や「アメトーーク!」
「自分は饅頭作りの職人のようなもの。
「
こういう当たり前を続けていくことがどれだけ大切か。
さらに言うなら、当たり前を続けていくことがどれだけ困難か。
えてして、僕らは困難を避けようとしてしまいます。
また、それ以外にも興味深い言葉がたくさんあります。
◯つまらない会議で質問する。つまらなそうな会議でも、とりあえず何にでも興味を持ってみると、面白みやヒントがみつかる。
◯見逃しの三振より空振りの三振の方がいい。なぜなら、空振りの場合はバットを振っているので、フォームのチェックができる。その失敗を教訓にできる(怒られた方がいい)。
◯言った言わないで揉めないために、「実際にこっちが言ったかどうかが問題ではない。相手の脳、心に伝わる言い方をしなければダメなんだ」と言い聞かせている。
◯超一流とされる人はみなさん基本的に丁寧で常識的な方。本当に強い人は強さを誇示しない。
◯僕たちの業界では、よくお笑いをプロレスに例えることがあります。いいプロレスラーの資質とは、決め技をたくさん持っていて、それを連発できることではありません。対戦相手の決め技をきちんと受けて、相手の力を際立たせた上で、自分の決め技を繰り出すことができるのがいいプロレスラー。受け身が上手で、受けた後の返し技がうまいプロレスラーは試合を盛り上げることができる。
◯「アメトーーク!」のMCのどこがスゴいのか。その一つに「一歩引く」ことを嫌がらなかったという点があります。ふたりは番組開始からまもなく、「自分たちではなく番組が面白ければそれでいい」というふうに腹を決めたのです。
この中でも、特に「本当に強い人は強さを誇示しない」は、明石家さんまを引き合いに出していますが、ご本人もまったく同じかと思います。本書のタイトルは「たくらむ技術」ですが、ご本人はたくらむどころか土俵の真ん中で全力で真正面からぶつかっているだけ。そんなふうに見えます。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
僕も実践を強く心がけたいと思います。