- サマーウォーズ
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小説を先に読みました（寒いけど読んでみた）。
はちゃめちゃだったけどけっこう面白かったので、評判の高いアニメも期待しておりました。
結果…やっぱ小説のほうが面白かった orz
っていうか、この手のやつって難しいんですよね。
なんといっても、300ページくらいの内容を2時間で表現するには時間的に無理がある。登場人物の心理やエピソードの背景（例えばなぜ夏希がラブマシーンと花札勝負することになったのかとかこの世界でのOZの役割とか）が、ぜんぜん掘り下げられてないんですよね。
深みがない。
良質な本を映画化する場合（これは映画が先かな？）、忠実に内容を再現しようとするとこうなってしまう気がします。だから、世界観だけ残しつつ思い切ってまったく違う物語にしちゃうとか。そうしないと、やっぱ比較しちゃうから僕みたいな屁理屈男には受け入れられにくいのかと思いました。
その昔、マイケル・クライトンの「ジュラシックパーク」を読んだ時「これはスピルバーグが映画化すべき！」と思いました。その後、本当にスピルバーグがメガホンを取ることになってびっくり。たいそう期待したものですが、まったくつまらない映画に成り下がってました。同じく、登場人物のキャラクターがまったく表現されてなかったんですよね。ただ恐竜出しゃいいって感じの映画でした。
「スピルバーグは僕の想像力を超えられなかった」
そう思いましたよ（笑）
うまくいった例で言えば、古いですが「羊たちの沈黙」とか。
小説に負けず、スリリングで面白かったです。
サマーウォーズ、小説は面白いのでぜひお試しください。
夏はもうそこです。