レイアウトや編集の基礎を、体感的に覚えられる教科書。
それぞれのレイアウトを「型」として分類したり、レイアウトの手法を日本古来の文化や行事・技術になぞらえ、書籍の枠にとらわれず解説しています。
読み始めは、ちょっと鼻につく(失礼!)文体と感じやや抵抗がありました。
でも、気がつけば目に止まったレイアウトを片っ端から「型」に分類し始めている自分がいました(笑)。
本書に書いてある通り、「型」を身につける(意識する)ことの大切さが沁み込むように分かる良書です。また、全編に散りばめられている歴史的エピソードや日本語・文字・文字組の成り立ちなどは興味深く、とても面白く読むことができました。
◯「型」の種類
谷川型
列島型
落雁型・天地人型
穴太積型
横雲型
雪見障子型
篁型
屏風型
引戸型
数寄屋型
格子型
波頭型・弓張月型
日の丸型・隅石型
額縁型
牡丹雪型
阿吽型
◯ページ展開法
起承転結
序破急
男絵巻と女絵巻
常に「型」「序破急」を意識すべし