川崎フロンターレを支え、育ててくれたジュニーニョが、青黒のユニフォームを脱ぎました。
川崎の太陽が沈みました。次に日が昇るときは、別の色をしてるんですね。
なんだか切ないです。
ジュニの花道を盛大に飾ろうと、選手たちは懸命にプレーしました。
ただ、前半はそれが硬さとなってしまった感があります。後半は立て直し、相手を圧倒しました。惜しいシュートもあったし、とってほしいファールもありました。
しかし届かなかった。無念です。
選手たち同様、サポも懸命に戦いました。一体感が感じられました。おそらく、映像からも感じられたかと思います。
ただの34分の1であれば、明日につながる内容だったかと思います。負けたけれども、また頑張ろう!と前を向けたでしょう。
しかし、今日の試合はちがいます。勝たなければならなかった。勝ちたかった。勝利を、川崎フロンターレでの最後の歓喜を贈りたかった…
悔やまれます。
今日の僕は、ずっとジュニを追ってました。彼の雄姿を目に焼きつけようと。
試合前の練習。アップの相手は悠でした。それはまるで、師匠が弟子に最後の何かを伝えているように見えました。
画竜点睛を授く。
なんだか切なくて、胸がつまりました。
キックオフ。すべてのフロ戦士が、ジュニのためだけに闘ってるようでした。
ジュニのトラップ、ドリブル、またぎフェイント、突破、センタリング、ボールを呼び込む動き、シュート…
もう見られないかと思うと、涙があふれてきました。応援の声がつまり、周囲の人は何事かと思ったかもしれません。
思わないか。
みんな同じような状態だったでしょうからね。
ゴールライン際でボールを奪い合う憲剛。ボールがラインを割ったあと、自陣に向かって駆け戻りながら両手を大きく上下に振るいつものポーズ。ジュニに最後の勝利をプレゼントしたいという強い強い思いを感じ、涙があふれて止まりませんでした。
でも、みんなの思いは叶わなかった。ただただ切ないです。
この気持ちを払拭するためには、あれしかありません。
そう、天皇杯です。
正直、今シーズンはタイトルなんて考えてませんでした。それは、いままで何度かブログに書いた通りです。
でも、いまは違います。
天皇杯を、去ってゆくジュニにプレゼントしたい!
そんな思いでいっぱいです。
残念ながら、湘南戦は参戦できません。ライブで観ることもできません。
悔しいです。
みなさま、僕が頼むのもおかしなことですが、どうか選手の後押しをお願いします。天皇杯、獲りましょう獲らせましょう!
よろしくお願いいたします。
今日、
おれは精一杯やった。
力の限り戦った。
みんなもそうだろ?
だから悔しいだろ?
次も頑張りましょう。