等々力劇場の秘密【J特】 | そうでもなくない?

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対戦相手の選手たちは言います。

「等々力の試合は白熱する。知らず知らずのうちに前がかりになって攻撃的になる。それがなぜなのかはわからないけど。強いて言えば競技場全体に漂う雰囲気っていうか…」

久しく言われていたことです。
ホーム等々力では、多くの試合は攻撃的で派手になります。点が入らないこともありますが、素晴らしいサッカーが展開されたと記憶しています。さらに言えば、等々力での相手GKは急にレベルアップします。神セーブを連発します。

なぜでしょう。
その理由が、昨日わかったような気がします。

昨日は2011年シーズンホーム最終戦。そして、ジュニーニョの等々力ラストマッチ。
バスの入場から大勢のサポーターが出迎え惜別の涙を流し、試合開始前から彼がピッチを去る最後まで、お別れの言葉を精一杯伝えました。僕は残念ながら参戦できませんでしたが、その盛り上がりは想像に難くありません。おそらく、異常ともいえる雰囲気だったでしょう。

その後押しは、フロンターレ戦士たちの力を倍増させ、マリノスの選手たちを撹乱したにちがいありません。フロンターレが3得点0失点、しかもジュニーニョが彼らしいゴールを2発決めるという、奇跡ともいえる結果となりました。これを生み出したのは、ジュニーニョの花道を思いっきり盛大に飾ってやろうとした人々の気持ち。選手たち、スタッフ、家族、サポーター、そして現地で声をからし膝をガクガクにした応援団の皆様です。これが、等々力劇場を発動させたのです!

2011年は辛く厳しいシーズンでした。特に、ゴールデンウィーク明けから調子を落としたチームは、勝利の女神から見放されました。スッキリとしないチームにサポも戸惑いを覚え、いつしか以前の雰囲気が等々力から消えていました。

一体感が消えかけていました。
等々力劇場も休業しました。

でも、この試合でみんな思い出したことでしょう。
劇的な勝利は、等々力劇場はみんなの力、思いがあってこそ開演するのだと。
ひとつになった気持ちが、この奇跡を演出するのだということを。
去り際にジュニーニョが残してくれた置き土産。
僕らはこれを絶対に忘れてはいけません。
フロンターレを勝利に導くための大切なこと。
忘れないようにしなければなりません。
ありがとうジュニーニョ。あなたが教えてくれたこと絶対に忘れない!

そして約束します。
来年も、全力で川崎フロンターレを応援します。
プロミス!

あ、あと1試合あるお(;゜∀゜)=3ムッハー


…天皇杯もあるね(*´ω`*)