Jリーグと大分に、颯爽と一陣の風を吹かせたダンディーな男、ペリクレス・シャムスカ。
できれば、もっとあのサッカーを見たかったです。
また会う日までお元気で!
トリニータ 「シャムスカ」大合唱 大分空港前 監督帰国 300人見送る
「感動をありがとう」‐。J1・大分トリニータの前監督シャムスカ氏が5日、母国・ブラジルへ帰国の途についた。今季の成績不振から7月に解任された同氏だが、昨年のヤマザキナビスコ杯優勝などの功績をねぎらい、大分空港にはチームスタッフやサポーターら約300人が駆けつけ、「シャムスカ」の大合唱で前監督を見送った。
午前10時半すぎ、空港ロビーにシャムスカ氏が姿を見せると、あっという間に黒山の人だかりに。シャムスカ氏はサポーターを前に、「多くの声援は決して忘れることができない。今も感謝の気持ちでいっぱい。また日本に戻ってきます」と笑顔で話した。
臼杵市左津留の小学3年三田井峻祐君(8)は「本当に残念。また大分に戻ってきてほしい」と肩を落とした。大分市の50代の会社員女性は「監督は夢や希望を与えてくれた。まだトリニータで指揮してほしかった」と別れを惜しんだ。
シャムスカ氏は2005年9月、監督に就任。約4年間チームを指揮し、08年はリーグ4位に躍進させた。巧みな戦術は「シャムスカ・マジック」と称され、その明るい人柄でも人気を集めた。
=2009/08/06付 西日本新聞朝刊=