自称「神」公判で詐欺罪否定 弁護側「100人除霊」
asahi.com 2009年5月22日8時8分
居座った先の群馬県下仁田町の家族に対して、自らを「神」「倭王」と名乗って悪霊払いなどの名目で現金をだまし取ったり、竹刀で殴ったりしたとして詐欺罪と傷害罪に問われた下仁田町大桑原、無職脇和雄被告(44)に対する初公判が21日、前橋地裁高崎支部であった。脇被告は「だましとったことはない」「教えのなかのこと」などといずれも無罪を主張した。
検察側の冒頭陳述によると、脇被告は山口県内の宗教団体の信者だったが、95年に破門された。05年に「ワキ心霊カウンセリング」という名称をかかげたが、職業としての実態はなかったと指摘。
06年秋に下仁田町の男性宅に住み始め、男性の長女の除霊などをしていたが、その元夫らに「借金払いをしなければ、生きていけない」などと言い、昨年6月に元夫から100万円を受け取った。今年2月には脇被告と長女が旅行した際に家族が心配して警察に連絡した。警察に連絡をしたことで暴力を振るわれると思った男性は正座をして謝罪したが、脇被告は竹刀で背中などを殴打してけがをさせたとしている。
弁護側は、脇被告は霊感が強く、これまで100人ほどに除霊などをしてきたと反論。精神的に不安定な長女の治療にあたる一方で、同居する家族からも請われて教義を教えていた。家族への災いを避けるために金を求めたことはなく、元夫の意思だったとした。傷害事件についても、男性に悪霊がとりついていたため治療の一環で殴り、同意を得ていた、とした。
今後、100人除霊をどうやって証明するかが、焦点になると思われます。
( ´艸`)
こんな論法を展開する弁護士さん、日本の司法はだいじょうぶかなあ。
(;´▽`A``