今季もワクワクフロンターレ! | そうでもなくない?

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本日のエルゴラ。
フロンターレ番記者森雅史さん、お約束通りやってくださいました。
宮崎2次キャンプをレポートしてくださいました。

既報によれば、開幕まで残り2週間のフロンターレは下り坂。
なかなか、調子が上がりません。
森レポートでもその様子が伝えられてますが、記事をよく読んでみれば我らがフロンターレに心配はないことがわかります。
進☆流に、そこをひも解いてみたいと思います。

■“タレントぞろい”ゆえの苦戦。「バラバラ」からの再構築
記事によると、関塚監督は広島線と山形戦の後、何度か「バラバラ」という言葉を口にしたといいます。
チームにバラバラの箇所がいくつかある、という意味のようです。
まずは、そこの心配を解消してみたいと思います。

「一つは選手間にコンディションで大きな差がある」

ま、これは問題ありませんね。開幕まで、まだ間があります。ここから上げていけば大丈夫です。
また、11日のFC東京との練習試合を振り返れば、若手の台頭が著しいことがわかります。
仮に、ひとりふたりコンディションが上がらなくても、全く問題ありません。

「もう一つは、チームの連携が取れていない」
これもね、大丈夫です。問題ありません。
広島戦で、「(前線の選手たちが)あまりにも前のめりになってしまい、守備ラインとの距離が間延びした」とのことですが、現象としては昨季と全く同じですね。
フロンターレは、きちんと修正しました。その結果の、終盤の上り調子であり、結果リーグ2位を獲得しました。
心配なしです。

また、「中村への依存度の高さも顕著だった」とのことですが、心配いりません。
戦術理解度の極めて高い選手たちですから、修正は容易です。
3ボランチがうまく機能すれば、憲剛とヴィトの2ラインからパスが出せます。
相手は的を絞れなくなり、面白いように攻撃が決まるでしょう。
むしろ、期待でワクワクします。


■横山と菊地。コンバートで際立つ長所
ヨコとキクは、昨季と異なるポジションでトレーニングや練習試合に臨んでいます。
ヨコがボランチでキクがセンターバック。
記事によると、「横山はボランチでパスのセンスを生かし、菊地は最終ラインで相手外国籍選手にも負けない高い打点のヘディングを連発している」そうです。
進☆的には、特にキクのCBに期待大です。
昨季、セットプレーでの失点も散見されたフロンターレ。
キクのスカイハイは、周平とのコンビで鉄壁の要塞を築くことでしょう。

■自覚と決意。静かに牙を研ぐ“エース”
テセです。
安定感を増して、ますます危険度アップした虎が今季も、文字通り「虎視眈眈」とタイトルを狙います。
記事は伝えます。
今までは「テセがシュートを打てるシーンでもパスを要求してきたジュニ」でしたが、昨季は「無理をすればシュートを打てる場面で、確実にゴールが狙えるテセにパスを出した」とのこと。
これに対して、テセはこう答えてます。
「これまでチームはジュニーニョに助けられてきた。今ジュニーニョが苦しんでいるから、今度は自分が助けなければいけないときなんです」
…泣かせるじゃないですか。ファアザチーム。チームを牽引していくリーダーとして、さらに自覚が増したということですよね。
また、もう何度も申し上げてますが、彼は本当にストイックで頑張り屋さんなんです。
「新シーズンで最初のゴールを入れるまで、とても神経質」
「ミニゲームで1ゴールしただけでも『うれしい』というほどゴールに対する渇望と責任感がある」
頼もしいじゃないですか。
今季、猛虎の得点王獲得も夢ではありませんね。

とはいえ、ちょっと心配なこともあります。

■中盤の構成をマイナーチェンジ。“攻守分業”の欠点を改善
昨年、後半に散々狙われた“4トップ”と“6バック”の間に現れたエアベルト。
この“欠点”を解消すべく、練習試合で3ボランチが試されています。
「攻撃の際の押し上げと守備の際のセンターライン付近にできていた危険なスポットのカバーの両方がやりやすくなった。前線の選手も下がって守備をするときの距離が短くなった」とのこと。
さらに、完璧なフロンターレに進化しつつある様が見て取れます。

が、ここでちょっと心配なのがタニです。
もう言うのも恥ずかしいのですが、タニの大きな魅力のひとつは「そこにタニ!」
このフォーメーションですと、ワンボランチのタニは前線に上がりにくくなってしまいます。
さらに、フロンターレの4バックは反則気味の攻撃力がウリ。
タニまで上がってしまうと、カウンターの餌食になりやすくなってしまいます。
キャンプ中、関塚監督の口からは「バランス」という言葉がしばしば聞かれます。
タニには、バランサーの役割を強く求められるでしょう。

…もったいない。
タニが上がらないなんてもったいないよ~。
贅沢な悩みでしょうか。

■中村不在という難問。回答は養父が入る“トリプルボランチ”
関塚監督曰く。
「中村の代わりに養父が入ったときは構成力が違うので、アンカーを置くよりも3人のボランチを並べたほうがいいと思っています」
確かに、キャンプ中の養父は好調だったと聞いています。
今季、キーマンのひとりだと考えても期待しすぎではないようです。
しかし、3ボランチは右から養父・タニ・ヴィト。
誰がどんな役割を担うのか。バランスを取るのが、非常に難しいように感じます。
それこそ、養父に憲剛の代わりはできないとなれば、養父らしさをどう出すのか。
その時タニは、ヴィトは、どんな役割を担わなければならないのか。
ポイントは「守備の意識」のような気がします。
ACL参戦で日程の厳しい今季、3ボランチの出番も少なくないでしょう。
関塚監督の戦術をよく理解し、頑張ってほしいものです。

■悪戦苦闘の裏に見えたモノ
特集の最後に、森さんはこう結んでくれました。
「最後に、昨季多くのトラブルを乗り切ったこと。この程度(シーズン前の不調)は苦難でも何でもない。そんな余裕を(関塚監督からは)感じることができる。少なくとも今回、下を向く選手を見ることはなかった」

残り2週間。気分を少しずつ上げながら、いや、もうクライマックスですね。
開幕戦に向けて盛り上がっていきたいと思います。

ワンステップ!もうひとつ上を勝ち取るために!


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