僕ね、よくわかりました。
やっぱ、賭け事に向いてないですわ。
特に、競馬ね。
ほら、出走前にパドックで馬、見るでしょ?
そこで馬の状態を判断して、馬券買うじゃないですか。
あれね。絶対、見誤るね。調子、わかんない。
入れ込みすぎで前がかりになってるだけなのに
「お?気合はいってんじゃん」とか言って、買っちゃうんですよね、馬券。
でもね、空回りして結局勝てないんですよ、そういう馬。
えー、何の話かといいますと、競馬をやったわけではなくて、サッカーの話です![]()
プレミアリーグ第26節、マンチェスター・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ。
立ち上がりは、いつものユナイテッド。変幻自在のパスワークで、シティを崩しにかかります。
この試合、ダービーマッチというだけではなく、あのミュンヘンの悲劇から50年が過ぎた日を追悼するメモリアルマッチです。
ユナイテッドは、ユニフォームも当時のものを復活させ、背番号も当時のルールどおりスタメンは1から11をつけてます。
そりゃ、気合が入らないほうがおかしいってなもんです。
で、いい感じで攻めていたんですが、やっぱりほんのちょびっとずれてるんですね。
何をするにしても。
なんとなく違和感はあったんですけど、そこはほら、サポーターだから![]()
こういう試合だし、もう興奮しているから細かいことは気にしない。
あ、パスミス。あれ?トラップミス?おや?崩しきれないなあ…おかしいなあ…![]()
なんて思ったときにはもう遅いですね。
今シーズンは、エリクソン監督の元堅守速攻のシティ。
もたもたしているスキを突かれて、あっという間にカウンターで1点献上です。
お手本のようなカウンターで、裏をつかれたのはファーディナンドかな?
シティの攻撃はお見事でした。
でも、基点となったのはトラップミスだし、ファンデルサールはそのシーン、シュート2回防いでるわけですよ。3人目がつめてきてシュートが決まっちゃったんですけど、それだってファンデルサールの足に当たりそうなコースでした。
何が言いたいかというと、最初に空回りしちゃった分、運命の女神
がシティの方に向いちゃったんじゃないか、と思うわけです。
「ちょ、ユナイテッド、ガッツキ過ぎw」みたいな。
たぶん、イングランドの女神は天邪鬼なんですな。
結局、その後もチャンスはオフサイドで潰すわ、バックパスさらわれて危ない状況になるわ、足は止まるわ。
結果は、1-2でユナイテッドの負け。
大切な、ダービーなメモリアルなマッチを落としてしまいました
シティの2点目、ベンジャミンの個人技はすごかったけど。
シティのガッツあるディフェンスもよかったけど。
累積警告でルーニーは出場できなかったけど。
敗因は、今日の女神のラッキーカラーが水色だったってこと。
それだけ。
だと思い込むことにします。
だってさー、78分のギグスのシュートは、いつもだったら入ってるんじゃない?
クリ様のFKだって、いつもだったらグワッと落ちてんじゃない?
クリ様とテベスとナニの3人で、DFに風穴あけてんじゃない?
いいシーンもありましたよ。
90分にキャリックが1点返したところ。
シュートも落ち着いててよかったけど、ボールの前を横切ってかつスクリーンプレーでDFを止めたテベスは男前
でした。
まあ、それ以外は、特に後半はもう前に放り込むだけでしたけどね。
今日のユナイテッドは。
あんなに焦ってるユナイテッドは久しぶりな気がする。
ひょっとして見ていないけど、前節もそうだったんでしょうか。
だとしたら、ちょっと心配…
今シーズン、ホームゲーム初の黒星。
とはいえ、まだ首位のアーセナルが引き分けたので、勝ち点の差は3。
直接対決も残っているし、まだまだでっせ。
ここでひとつ、気を引き締めなおして、次から怒涛の勝利を見せておくれやす。
頼んだよ!マンチェスター・ユナイテッド!
赤い悪魔よ!