おめでとう!浦和レッズ。
日本のクラブとして、アジアの代表としてブロンズメダルを獲得しました。
ワシントンは、レッズの一員として最後の試合。
気合の2得点を叩き出しました。
2点目が決まった後、サポーターの前に駆け寄り脱いだユニフォームをそっと地面に置いて、拝むようなしぐさをしたときは、僕もグッときてしまいました。
いろいろお騒がせなことも多かったですけど、本当に一流のストライカーでしたね。
今日の得点も、ディフェンダーの視界から一瞬消えて、目の前に急に出現して決めてました。
あの技術は、すごいです。
有終の美を故郷のブラジルで、と思っているのでしょうか。
がんばってほしいです。
今日は、レッズの気持ちがひとつになっていたと思います。
それは、世界3位の称号のためもありますが、やはりワシントンの最後のプレーに花を添えたいとの思いが強かったのではないでしょうか。
クラブワールドカップの3戦、本当にいいサッカーをしていました。
ポンテを欠き、田中達也を欠き、最後にトゥーリオまで怪我で出場できなくなりました。
大変な戦力ダウンです。
が、そこを気持ちで、全員が走るサッカーでカバーしました。
しかし、あらためてこういう大きな緊迫した試合は、一瞬の隙や数少ないチャンスをものにしたチームが勝つんですね。
今日は引き分けでしたが、いずれの得点もそうしたチャンスをものにできた、レベルの高いゴールだったと思います。
エトエワール・サヘルの1点目は、坪井のミスから生まれたPKです。
浦和の1点目は、サヘルDFのクリアミス。
相馬が拾って、ピンポイントクロス。
後ろからワシントンが不意に現れて(DFはそう感じたでしょう)、頭でドンピシャ。
そして、2点目もコーナーキックからのボールを、シュルシュルっと前に出たワシントンがまたもや頭であわせてズドン、でした。
さらに、サヘルの2点目はGK都築を含めた浦和DF陣の判断ミス。
シェルミティが起き上がってくるとは思わなかった。
あんなに素速く動くとは思わなかった。
都築がつかもうとしているボールを触るとは思わなかった。
一瞬、気持ちがゆるんでしまった結果だと思います。
もちろん、シェルミティの強い気持ちと技術も、賞賛に値しますが。
日本中の選手やサポーターが、世界の恐ろしさを知った瞬間の一つだと思います。
しかし、それはサヘルも同じ。
PK用のGKを出してきましたが、1発目をはずし4発目を止められました。
あれは、真ん中を狙ったんではなく、びびってしまったんでしょうね。
球の力はありませんでした。
都築の集中力と、浦和のサポーターを甘く見た結果だと思います。
ホームアドバンテージはありますが。
そんなわけで、いろいろと感慨深い試合でした。
どちらを応援するか、葛藤しながら観ていました。
ワクワクしました。
最後にもう一度、お祝いを言いたいと思います。
レッズおめでとう!ワシントンありがとう!