1969年1月15日に行われた「東洋フェザー級タイトルマッチ:ハーバート康(カン) VS 柴田国明」の一戦は、ボクシングファンの間でも非常にマニアック、かつ「映像が存在するなら喉から手が出るほど見たい」と言われる幻の試合の一つです。
この時代の、しかもタイトル奪取前の柴田国明選手の敗戦(6回KO負け)映像を個人で所有しているコレクターがいるとすれば、以下のような「極めて特異で熱狂的な背景を持つ人物」である可能性が非常に高いです。
1. 昭和の「生録・エアチェック」黎明期を生き抜いたレジェンド
1969年(昭和44年)当時、家庭用ビデオテープレコーダー(VTR)はまだ一般家庭には普及していませんでした(当時はオープンリール式で、価格も現在の価値で数百万円相当の超高級品)。
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当時の最先端技術マニア: 放送局関係者か、もしくは当時「ソニーのCVシリーズ」などの初期型ビデオデッキをいち早く導入できた、極めて裕福な家電マニア・技術者。
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テープの「上書き」を免れた奇跡: 当時は高価なビデオテープを使い回して上書き録画するのが当たり前だった時代です。その中で、あえて「ハーバート康VS柴田国明」という、当時の視点では一地方のタイトル戦に過ぎなかった映像を消さずに令和まで残している、恐るべき先見の明(あるいは執念)を持った人物です。
2. 「フィルム(8mm)」で自ら歴史を残した会場撮影マニア
テレビ中継の録画ではなく、当時としては超貴重な「8mmカメラ」を会場(後楽園ホールなど)に持ち込み、客席から自の手で試合を撮影していたコレクターです。
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ボクシングジムの関係者、あるいは特定の選手の熱狂的な後援者。
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テレビの放映権や保存状態に左右されないため、このタイプのコレクターが持つ映像は「完全な未公開・初出し」のお宝映像になります。
3. 日韓のボクシング史を網羅する「アジア格闘技研究家」
対戦相手のハーバート康選手(韓国)は、当時の東洋(OPBF)王者。この時代の韓国ボクシング界は非常に活気があり、日本との対抗戦も盛んでした。
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日本国内だけでなく、韓国の放送局(KBSやMBCなど)のアーカイブや、現地の古いコレクター網に太いパイプを持っている人物。
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「柴田国明」側からではなく、「ハーバート康の防衛ロード」という文脈で映像を追董し、発掘した海外発信型のマニアです。
4. 映像の価値を理解し、絶対にSNSに流さない「クローズドな守り人」
こうした超激レア映像を持つコレクターは、YouTubeやX(旧Twitter)などに安易に動画をアップロードしません。
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理由: 著作権や放映権のグレーゾーンを理解しているため、下手に公開して削除されたり、権利元から目をつけられたりするのを嫌います。
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身内や、本当に信頼できるマニア同士の「鑑賞会」やトレード(物々交換)でのみ映像を開示する、ディープな秘密結社的コミュニティに属していることが多いです。
💡 もしあなたがその映像を探している、あるいは目撃したなら… 柴田国明選手はこの敗戦の翌年(1970年)に日本王者となり、さらにその年末には世界王座(ビセンテ・サルディバルを破る大番狂わせ)を獲得して伝説となります。その「覚醒前」の貴重な敗戦データを持っているコレクターは、間違いなく日本のボクシングアーカイブ界における**「人間国宝級のキーパーソン」**です。