息子の後期国立入試不合格から一夜明けて


沸々と色々な心配事が


私の頭の中に浮かんでくる



息子は来年もまた不合格なんじゃないか


まだまだ1年あると思い

だらけてしまうんじゃないか


共通テストまであと9ヶ月しかないというのに




予備校が本格的に始まるのは4月上旬


春季講習は必要ない


と最近は自宅で勉強している息子


自宅でダラっとしている息子を見ると


ついイライラしてしまう


先日はサッカー日本代表戦を見ていたなぁ


現役の時はワールドカップしょっちゅう見てたし


1浪の時は阪神の優勝をやたら気にしてたっけえー

優勝の瞬間は予備校早く切り上げて帰ってきてたし



1浪時、息子は確かに頑張っていた


現役時代とは別人のようだった


でも今は


息子がなぜ二浪したのか


その原因ばかり探してしまう自分がいる


きっと夫も同じ気持ちだったに違いない


今朝、家族で朝食を食べている時


息子がふと

そう言えば甲子園始まってたんやな


と言った


そんなこと気にしてる場合と違うやろ


息子

なんなん?

普通の会話もできひんの?


単に甲子園始まってたこと知らんかったから

普通の会話しただけやん


ケータイばっかり見てるから

そういう情報が入ってくるんちゃうか


この1年はケータイ封印したら?


ずっと見てしまうやろ


息子

はあ?

何を知ってるん?


俺が昼間何してるか、どれだけ勉強してるか

何も見てないやん


本当は予備校の自習室行きたいけど


それも交通費かかると思って

家でやってるけど


そんなに言われるなら

自習室に籠っとくわ


あなたのことを心配してるだけや


自習室行きたかったら行ったら良い


でもな、予備校行って二浪するのも当たり前じゃないで


予備校に行けない子だっているんや


息子

そんなことは分かってる!


感謝してるって伝えてるし!


二浪する時もごめんって謝ってるし!


そう言い放った息子の目は涙でいっぱいだった


そのまま部屋に篭った息子


その姿を見て、夫がぽつんとつぶやいた


まぁ一番辛いのは


本人やわな...




そう...


全落ち二浪目の息子は


どこの大学からも入学を許可されず


高校生でも大学生でも予備校生でもなく


不安定な身分を


今、懸命に生きている



勉強は得意ではないけれど


楽観的で明るくて


友達にも


おじいちゃんおばあちゃんにも


両親や妹にも


動物や人間、


誰に対しても優しい息子


誰かを傷つけたわけでもなく


罪を犯したわけでもない




ただ




高い目標をかかげ


それに向かって努力を重ねて


合格まで少し足りなかっただけだ


勉強の量が足りなかったのかもしれない


勉強のやり方が間違っていたのかもしれない


気持ちが甘かったのかもしれない


落ちた原因を

息子は今一つ一つ自分の中で消化して


次のステージに向かおうとしているのに


目標大学に不合格だっただけで


普通の会話もできなくなるのは


確かにおかしいよね


夫と二人反省し


家庭の中だけは


4月から二浪予備校生として


厳しい戦いに挑む息子と

受験生になる娘の


絶対的な安全地帯として存在しようと


強く誓った日でした看板持ち