高校2年生までとある運動部に所属していた娘


不登校になっても

部活は続けようと頑張っていたが、


ストレスの原因が

部活の友達関係だったこともあり、


悩んだ挙句、退部することにした


夏休みに大学のオープンキャンパスに行き


キラキラ輝く大学生活に夢を抱いて


やっぱり大学生にはなりたいから、

無理してでも学校に行くわ


と、夏休み明けから

なんとか頑張って学校に行くようになった


それでも些細な事で心が折れて


家に帰ってから号泣することも何度かあった


部活のない学校...


なんとか5限まで授業を受けて


帰宅する日々


そんな時に声をかけてくれたのがたまたま帰省していた幼馴染で先輩のMちゃんだった


美人で優しくて

現役で国立医学科に合格したMちゃん


医学科の専門授業はまだ始まってないけど


大学はめちゃくちゃ楽しいよ


〇〇ちゃん(娘の名前)にも

ぜひ同じ大学に来て欲しいわ!


〇〇ちゃんも頑張れば絶対いけるよ!


憧れのMちゃんにそんな風に言ってもらえたのは嬉しかったろうけど、


その頃娘の成績は

ほとんど学校内の最下位


医学科を目指すなんてとんでも無い状態汗


でも、その頃の娘が一番求めていたのは


自分を信じて前に向かうきっかけだったんだろう


その日娘は帰宅後、こう言った


お母さん、私、医学科目指してみるわ!


どうせ自分には無理って諦めてたけど


やってみないとわからんし


医学科目指すには生半可な勉強ではあかんから


ぐずぐず悩んでる暇もないと思う


久しぶりに見る、力強い娘の姿だった


その日を境に、勉強を頑張るようになった娘


なかなか伸びない成績に悔し涙を流す事もあるけど


なんとかこれまで半年間


頑張り続けている


朝は5時に起きて7時には学校に到着して自習


夜は塾へ行ったり


自習へ行ったり


あれ以来学校を休むことは一度もなくなった


朝自習をするようになり遅刻する事もなくなった


休みの日は自習室へ行き、

タイマーで勉強時間を測っているらしい


今日はトータル13時間しか勉強出来んかった


目標は15時間やのにな


どう頑張っても15時間は無理なんよ


どうしたら良いんやろショボーン


あ、自習室に行く時間がもったいないから家でやってみよかな


不器用で優しい娘よ


不登校で辛い時も


決して人の悪口を言わなかった


それはあなたが弱い人間でないという事


結果はどうあれ


私はそんな娘を最後まで応援しようと思う