岡部成司のブログ
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半年ぐらい前に2018年の上半期に観た映画のベスト20を決めました。

そうなると、下半期も決めるべきですよねぇ。

で、それ決めたら、去年の1年間を通してのベスト30も決めなきゃですね。

それはこの次のブログで書きましょうかね。

とりあえず今回は下半期のベスト20ですね。

 

 

1.『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(ジョー・ライト監督/2017)

2.『ワンダー ~君は太陽~』(スティーヴン・チョボスキー監督/2017)

3.『15時17分、パリ行き』(クリント・イーストウッド監督/2018)

4.『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(リューベン・オストルンド監督/2017)

5.『愛がなんだ』(今泉力哉監督/2018)

 

6.『希望のかなた』(アキ・カウリスマキ監督/2017)

7.『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(チャン・フン監督/2017)

8.『女は二度決断する』(ファティ・アキン監督/2017)

9.『否定と肯定』(ミック・ジャクソン監督/2016)

10.『gifted/ギフテッド』(マーク・ウェブ監督/2017)

 

11.『ホース・ソルジャー』(ニコライ・フルシー監督/2017)

12.『ヒトラーに屈しなかった国王』(エリック・ポッペ監督/2016)

13.『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(スティーブン・スピルバーグ監督/2017)

14.『友罪』(瀬々敬久監督/2017)

15.『羊の木』(吉田大八監督/2017)

 

16.『トレイン・ミッション』(ジャウマ・コレット=セラ監督/2018)

17.『祈りの幕が下りる時』(福澤克雄監督/2017)

18.『リメンバー・ミー』(リー・アンクリッチ監督/2017)

19.『レディ・プレイヤー1』(スティーブン・スピルバーグ監督/2018)

20.『娼年』(三浦大輔監督/2018)

 

 

基本的にDVDの新作レンタルで観るので、2016~2018年の作品になっちゃいますね。

それ以前の作品ももちろん観てますが、ランキングには入って来なかったです。

下半期は50本ぐらい観たんですかね。

そのうちのベスト20です。

 

戦争ものとか、史実を基にした作品が多いですね。

やっぱりそういうのは名作が多いですね。

映画になるほどドラマチックな物語だから面白くないはずがないということでもあるし、

史実を基にするからには凡作や駄作にするわけにはいかないという作り手の気概も反映されるのでしょうね。

 

7位の韓国映画『タクシー運転手』なんて、基にしているのは1980年に起きた自国での紛争で、

それを世界の人々に映画として見せるというのはとても覚悟がいるものだと思います。

一歩間違えばただ単に酷い国だと誤解を受けかねません。

でもそれを質の高い娯楽作としていることで、現在の韓国ではこんなことは起こらないと解るし、

こんな過ちはもう起こさないという反省や決意、過去のこととする浄化の意味合いも見てとれます。

史実を基にした作品の善し悪しは、現在のその国が他の国からどう見られるかにも影響してくると思うのです。

 

1位の『ウィンストン・チャーチル』も史実を基にした物語です。

物語もそうですけど、とにかく主人公の人物造形を徹底的に本物らしくしていましたね。

特殊メイクが凄いし、主役がゲイリー・オールドマンとは信じられないです。

今でも信じてません。たぶん違うんじゃないですかね。

喋り方やしぐさも研究されつくされて見事に模倣していて、本物のチャーチルさんなんて知らないけどたぶんとても似ていました。

それでいてストーリーも演出も面白くて、文句なしの1位です。

 

3位の『15時17分、パリ行き』も実際に起きたことを基にしています。

歴史上の出来事というよりはもっと現代に近い過去の出来事です。

クリント・イーストウッド監督ということで期待して観たんですけど、その期待を楽々と超えるくらいの凄味がありました。

きっともっと劇的に描こうと思えば描けるんでしょうね。色んな演出を加えて。

でもそこは実際の出来事に寄せることを最優先として、無理に扇情的にしてないんですよね。

そこが素晴らしいです。

人が人の命を救う物語なのですが、それを忠実に描きさえすれば人々に感動を与えられるという確信があったんでしょう。

キャスティングにある狙いがあって、僕はそれを観終わってから知って感動したのでここには書かないことにします。

と言っても別に、作品の紹介の文章とかに書いてあると思うんで普通によく知られていることかもしれませんが。
この監督だからこそできることだよなぁと思えて素晴らしいと感じました。

 

11位の『ホース・ソルジャー』はウサマ・ビン・ラディンの暗殺を描いた映画です。

まだ記憶に新しい出来事が、もう歴史を綴る映画として制作されているのが不思議な感じでした。

これは多少ドラマチックにしてる部分があると思いますが、まあそれはそれで迫力あって素直に面白かったです。

あんまり知られてない作品なのかなぁと思うので、予告編見て気になったら観てみたら良いと思います。

 

日本映画では今泉力哉監督の『愛がなんだ』がトップでした。

一般公開は今年の4月ごろですけど、試写で一足先に観させていただきました。

角田光代さん原作の、大人の片想いを描いた恋愛映画です。

公開前なので内容はあんまり書きませんが、ホントに素晴らしかったです。

出てる役者さんが皆さん魅力的に感じます。

観た時期の僕の私情も影響してるかもしれませんが、胸が痛くなるシーンがいくつもありました。

 

私情は2位の『ワンダー』を観てる時も発揮されました。

主人公の少年オギーを見ていると、なんだか思い出してしまう人がいて、序盤から泣かされてしまいました。

もちろん作品の評価に私情を反映させてはいませんが、思い出してしまうのは仕方ないですよね。

オギーの両親の役がオーウェン・ウィルソンとジュリア・ロバーツっていうのがまた凄いです。

でオギーは2016年の映画『ルーム』の子役ってことでそれもまたまた凄い。

生まれつきのある病気と、それによって周囲から向けられる差別的意識と闘う少年を描いた作品ですが、そこまで悲観的ではなくむしろポップに描かれていることが作品として好感を持てました。

 

子役が素晴らしかったのは10位の『ギフテッド』もそうですね。

こちらは女の子です。IQが高すぎて子供らしくない子供を見事に演じてました。

話の内容に興味なくても少女の演技を見るためにこの映画を観て良いと思います。

内容も素晴らしいんですけどね。家族ドラマです。

 

20位の『娼年』も、一人の俳優さんの芝居を見るための目的で観て良い映画ですね。

主役の松坂桃李さんです。内容も面白いですが、過激ではあるので観る人を選びそうなんですよね。

でもそれだけ身体を張って芝居してるので、ホント凄かったです。

 

4位の『ザ・スクエア』、6位の『希望のかなた』、12位の『ヒトラーに屈しなかった国王』などがそうですが、自分は北欧系の映画が好みなんだなぁと気付きました。

監督だとスサンネ・ビア、エリック・ポッペ、アキ・カウリスマキ、ベント・ハーメルなんかが大好きです。

前々から好きな監督達ですけど、彼らがみんな北欧の人たちだったんだと気付いたのが最近でした。

地理が苦手過ぎて自分の好みの関連性に気付けてなかったんですね。激ヤバですね。

北欧系の作品は画作りが丁寧で清潔感があって、独特なオシャレのセンスとシュールさがあるんですよね。

これからもっと追いかけて行きたいと思います。たぶんもっと好きな監督さんとか見つかりそうな気がしてます。

 

 

さて、こんなもんですかね。

 

僕は作品に点数や順位をつけるのは好きじゃないんですが、やっぱり手っ取り早く作品を知ってもらったり興味を持ってもらうためには、ブログでこういうのを書くのは一つの方法としていいかと思ってます。

考えるのも楽しいっちゃあ楽しいし。

でもホントのホントは好きじゃないです。あまりよろしくないことと思ってます。

目的は作品を知ってもらって興味を持ってもらって、そして何よりその作品を観てもらうことなので、正直僕の評価や価値観なんてどうでもいいんですよ。

自分が観た作品を指して、岡部はこの作品がこの順位なのかふむふむ、とかいう感想は別に要らないんです。

いや、まあそう感じてもらうのも別にいいんですけど。

でもそんなことより、まだ観てない作品や知らない作品に興味を持ってもらいたいのです。

順位を観て気になったものがあれば、是非ホームページや予告編だけでも観てみてくださいね。

別にそのリンクとか貼らないのでご自分で検索してもらって。