「死んで地獄にいったら怖い」
と普段から言っていた8歳娘。



親戚が亡くなったと聞いて、


「天国行けるといいね〜」


と一言。


    うん、行けるよ、と咄嗟に私。


でも、今回はその後、少し違いました。


「あ、でも天国にも地獄にも行かないで、
生まれ変わるのもありやしな。」


    うん、と私。


「あ、でも、
生まれ変わって全部忘れちゃうのはイヤやから、
お化けになるのがいいな」


    お化けか。楽しそうやな。


「お化けならどこでも行けるし、遊び放題やから
ママと私が死んだら、
お化けになってどこかで待ち合わせして、
あちこち遊びまわろうよ。
ママはどこに行きたい?」


     そうだなあ、、、


、、、



なんて、

最近は、毎晩のように、
お化けになってどんな遊びをするか
話し合うようになりました。



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このお化け談義、
かなり気に入っているようで、


葬儀で親戚がお骨になった姿を見届けた直後は


「みんなお骨になるんやな。
   焼かれるんやな」


と怖そうに言っていましたが、


    身体を使わせてもらった感謝を込めて
    お疲れ様っていいながら
    お骨をお墓にいれるんちゃうかな、


と、私がふと思ったことを言うと、


「そうやな。死んだら魂が抜けて
私はお化けになるなら、
身体を焼かれても大丈夫やな」


と、言いだしました。


それから、ある時お風呂で、
こんなことも言いました。


「ママは何か生まれ変わりたいものある?」


      うーむ、鳥かな。空飛んでみたいな。


「私は、大きな鳥に追われるのもイヤやし、
魚も、大きな魚に食べられるのイヤやから」



      そうか。


「まあ、でもそれはしょうがないことやね。。
(少し考えて)
あ、私は、自分がいいな。」


       え?自分?


「うん。
生まれ変わっても、やっぱ自分やな。
んで、やりたいことする」


     そうなんや。
     自分で何する?


「そーやな、、、それは今から考えるわ(^.^)」


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いつのまにか、天国と地獄だけの世界は
消えていました。
地獄が怖くて、泣きながら寝ることも
多かったのに。。


制限された、二者択一の世界から、
もっともっと自由な、
自分の羽の生えた世界に
飛び出したようです^ ^