意識は自分をオンオフできない

養老孟司さんの言葉には、
いつも衝撃をうける。

久しぶりにテレビでお見かけしたと思ったら、
また脳天に一撃を食らいました(笑)

専門用語も難解な言葉も何一つないけど、
誰にでもわかる話。

いろんな〇〇学専門家という人たちが
避けて通っているような話を
身もふたもないような、ストレートな物言いで
教えてくれる。

毎日毎晩、体の要請で眠りに落ち、
寝ている間も意識は働かない、というのに
意識はいつも自分がコントロールしていると
思ってはばからない。

ことによると、それは
身体の方が仕込んだことなのかもしれないし、
身体にとっては戦略ミスや、
進化上のバグなのかもしれないけど、


それすらきっと、
意識には永遠に分からないのじゃないかしら、
とふと思う。

とはいえ、意識はおろかだ、とも思わないし、
身体が偉いとも思わない。
ただ、ただ、そういう仕組みがあるんだな、
ということを知るのが楽しい。


ところで、


そこにどういう結論を与えるか=意味付けするか
を人間はやめられないだろう、とは思うけど、
身体それをどう思っているのだろう。


身体は言葉を持たないから、《思う》
なんてことはなくて、
所詮脳内信号のいったりきたりが
くすぐったい程度だろうか?


だけど、その意味付けで、
身体を痛めつけたり、滅ぼしたりもするから
痛みや不調や病気によって、点滅信号だけは
送って抵抗しているのかも知れない。



、、、な〜んて、




また意味付けしようとする意識から
私は逃れられない(笑)





あ、だけどそういう一切を
お釈迦様の掌の上で、なんとやら
というのかもしれないなー。





と理解したがっている意識がまた
桜の木の上で筋斗雲に乗りたがる(^^)