怒りをぶつける時って、
大人はとても複雑だなあ、と思う。   


というか、久々にぶつけられる機会があって^^;
しみじみそう思った。


「あーして欲しい、いや、して下さい」
という冷静さをなんとか保った行動指示
(あなたメッセージ)から入り、

一般常識の『べき』に違反したという理由を続け、

即座にフォローの言葉をかぶせる。


これを3クールぐらい、ぐるぐる。


初めはとても分かりにくかった。

ただ、言いにくいことを必死で話している感じ
だけはよく伝わった。

ずーっと聴いているうちに、ようやく、
腹を立てていたというよりは、悲しかった
と言われ、


マナー違反という一般論じゃなく、
バカにされたような気がして悲しかった、
と教えてくれた。


そこから、
一体こちらのどんな行為がその対象かを
丁寧に聴いて、


その行為の理由を話すと、
誤解だと分かってくれた。


そこからやっと、
相手が今やろうとしていることに
こちらの欲求を合わせられるかの
建設的な話し合いが始まった。


聞けば、今精神的に参っているので、
自分を取り戻す為に、
いろいろ整理しているという。


自分が今までお人好しにいい顔をして
なんでも受けてしまっているうちに
自分が苦しくなっていると気づいたという。


その話の間も、 
感情の投げつけはまだらに続いていた。


だから、これからは
自分ルールを厳格にして、
それと合わない人とはサヨナラするのだと
いうことだった。


さすがに、邪魔なやつと言われた気がして、
一瞬悲しかったけど、
それより悲しかったのは、
知らないうちにある期間、相手を苦しめていた、
という事実だった。


でも、これからはこうしたい!
という宣言をしてくれたので、


私も関わり方が分かって良かったし、
これからもどんどん心境が変わるたびに
伝えて欲しいと伝えた。
(数ヶ月前と言っていることが違うので)


すると、相手は、


話しているうちに自分が分かったし、
新しい方向性や方法が検討できて、
話せてよかった、と礼を言ってくれた。


ほぼアクティブリスニングしていただけだけど。


こんなに本音のことまで話すことは
普段ないから、不思議に感じると言われた。


我が家では本音ベースが当たり前なので、
少々びっくりした。


途中、責め言葉をいろいろ言われて
ちょっと心折れそうになったりもしたけど(笑)
やっぱり困っているのは相手だと思ったので、
相手を止めなかった。

言いたいことは、そのあとで伝えた。


結果的に、
彼女の内面を吐き出しする、ということに
つながっていったのだろうな。
  

きっと、彼女とは、
これからも末永く付き合って、
正直ペースでいろいろ相談し合えると思う。


今まで一人でいろいろ思い詰めてきつかっただろうな。