近くの超新星爆発で、
こなごなになって吹き飛ばされた小惑星。


小さな星くずたちが無数に生まれて 
猛スピードで飛び散っている。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆〜〜


君はどこへいくの?


次は誰の周りで回ろうとしているの?


あの星人気あるらしいよ。


一緒にどう?


賑やかで盆踊りみたいだしさ、


時々手をつないでさ、
起動の向かい側の星くずとは
にっこり笑いあえるし、
きっと楽しいよ。


そんな考え込むことないよ。


君も踊って見なきゃわからんじゃない?


全てはそれからさ。


それとも、中心の星のことを見定めてから
にしたいって?



え?違う?
中心なんてないんだって?


え?君が止まっていて、あの星が回ってる?
え?さすがに、それはないだろ?


どっちが中心かは見方によるし、 
そもそも中心というものが持つ意味を
与えたのはだれかって?


ん?あ、そうか、誰だろう。
あの星かな?いや、もしかしてボクかな?


だけどだけど、やっぱり
大きい方が 中心だろ?


え?ジジツとハンダンが何?


よくわからないよ!


とにかく一緒に回ろうよ!


ボク、心細いんだよ〜。


あー、ちょ、ちょっとどこにいくの?


そっちに行ったら、
どこかの彗星になっちまうよ!


え?何?


君がボクの彗星だってこともありうるって?


え?どういうこと?
さっきから意味わかんないよ。


ま、待ってよ〜!!


もう、聞こえないよ〜。


あーーー、見えなくなっちまった。



=======


あいつ、 さっきまでここにいたのにな。


いや、本当にここにいたのかな?


でも、なんか言ってたな。


どっちがどっちとか、なんとか。


、、、ってことは、


ボクも、あいつから消えたってこと?


なんか泣けてきたな。。。


=========


しばらくすると、 



どこからか小さな声が聞こえてきた。


その声は、ほんの小さな声だったけど、


「お互い今一緒にいないってことは、
お互い出会ったジジツがあるってことだろ」


って言っていたようだった。