7才次女は、お金を使うのが大好き。

旅行や外出先で立ち寄った土産物屋なんかで
パパから

「何か好きなものを〇円まで買っていいよ」

と言われると、一生懸命探して、
ほぼ毎回何か買い物する。

長女、長男は、
それほど熱心に探しもしないし、
欲しいものがないと分かると、

「欲しい物ないから、お金でちょうだい」

とあっさり言う。

確かに、欲しいものがないのに
何か買ってもらわなければならない
という義務もないし、


お金はいろんな可能性を持つから、
その都度どちらを選ぶかは
いい訓練になると思う。


対して、いつも必死で探す次女は
自分の財布も大抵持ち歩いていて、
パパの言う予算で足りない場合は、
いつでも自分の財布から足しこんででも
買う気満々。

その結果、
一番財布(貯金箱)の中身が乏しいのは
次女。

それでも、
いつも貯金箱の中身を数えて嬉しそうな長男
とは対照的に、
そんなことは一切気にしていない。


先日もちょっとコンビニに行くという私に
くっついてきて、
手にはしっかりマイ財布を手にしている。


「何か買い物できるかもしれないからね」
とニコニコして言う。


面白いから、ちょっと聞いてみた。 


「ねえ、お買い物好きだねえ」

「うん。お金を使いたいんよ、私は」

「へえ。お金使うとなにがいいの?」

「お金使って、
  欲しいものが手に入ると嬉しいよ」

「ああ、お金と引き換えに
  嬉しいがくるわけね」

「そう。嬉しいが長続きするものが
  特にいいわ」

「というと?」

「例えばこの財布。丈夫だし、かわいいし、
  ずっとずっと使っているし、
  これからも持っていくだろうし
   持っているだけで、嬉しいし」


「ふむふむ」


「それに対して、 
   お菓子は一瞬で終わってしまうやん。
  まあ、ガムと飴ではちがうけど」

「ああ、なるほど。
  嬉しい時間が長続きすることも
  買い物のポイントなんやね」

「うん。それにね、(ほかの兄弟みたいに)
   お金使わへんのやったら、
    ずっと使わずに持っているだけなら、
  それはね、、、えっと」


「それは?」

「そう、
   つまりお金がいらないってことやん?」

「ああそうだ。使わないお金は必要ないね」


だから私は、お出かけするなら、
   必ず財布はもっていく。
   可能性があるからワクワクするやん」

なるほどなんか、すごい。
いろいろはっとさせられることが多いし、
同じ兄弟でも、全然違うのも面白いなあと。

結局、その時はコンビニで
何も買いませんでした。

気にったものがなかったようで、
実に実に残念そうでした。