夢中で読んでいて、本が少しよれてしまいました。図書館の本なのに
ごめんなさい。重しをのせて直します
蜘蛛のオスとメスの恋愛について、アピールの仕方や、体つきの違い、交尾の仕方。オスはより子孫を残したく、メスは産むリスク、育てるリスクを考えると、そんなにオスと交尾はしなくていい。と男女のクールな違い。
アリは、集団行動なので、多くの生物から恐れられていて、そのアリを真似たくて、アリに似ている蜘蛛。ガは、身体に粉がついているので、蜘蛛の糸の網にはひっかからないけれど、強力な粘着質の糸を持つ蜘蛛もいる。目がよくない蜘蛛は獲物を空気の振動や糸の震動で察知している。
他の蜘蛛が作った蜘蛛の巣に勝手にこっそり同居して、自分はエネルギーを使わず、他の蜘蛛が捕獲したエサを盗み食いをする蜘蛛がいる。その賢いテクニックの数々!
蜘蛛の糸を垂らして、風の勢いに乗って移動するバーニング蜘蛛、水の中でも生活できる蜘蛛や、蜘蛛の巣の大きさは蜘蛛の空腹具合によっても違う。より空腹の場合は大きく、そうでもない場合は省エネで小さく。形も蜘蛛の種類によって、随分違うなどなど。糸にも質がある。
蜘蛛には蜘蛛の巣をはり、そこで生活している蜘蛛と、徘徊型と言って地面をはいながら狩猟をする蜘蛛と様々。蜘蛛は一般的には個人主義で、お一人様。同じ容器に入れると共食いする場合も。群れで集団で生活する蜘蛛も世界にいる。蜘蛛に寄生して、幼虫を育てるハチの話とか。世界一大きな蜘蛛、小さな蜘蛛、毒のある蜘蛛に関して、私たち人間の活動がどのように蜘蛛に影響を及ぼすかなどなど、蜘蛛についても書かれていました。
様々な蜘蛛の生態が、種類によって、書かれた1冊でした。
私の蜘蛛への苦手意識が薄れる訳ではないけど、生態が少しでも分かって、不思議発見でした。