昨日のテレビに「ドイツに移住した難民について、自国民たちの今の思惑」がニュースに出ていました。
メルケル首相だった頃、何十万人もの難民を快く受け入れたドイツ。その後の今、ドイツから移民を追放しようと言う運動が起きているようで、その風景が例えると、まるで1930年代のナチ党がユダヤ人を追放しようと考えていた思想と似ていると言う事でした。
 
先日、前ドイツの首相メルケルの本を読んでいて、もしも日本に大量に難民が入国してきたらどうするだろうと自分なりに考えてみたのですが。。生活の違い、文化の違いは絶対にあるのです。それによって、治安が悪くなるのではと、心配はなきにしもあらずで。。がしかし、そもそもどうしてこんなに世界中に難民が何百万人といるのだろう?と。。
 
難民とは、辞書で調べてみました。
「人種・宗教・国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々の事を指します。
 
世界にはすでに避難している人、まだ避難できていない人も含めると8000万人以上いるとされているようです。
なぜこんなにも多くの人々が難民になってしまうのか。
 
少し前にこの映画を観ました。
「紅海リゾート 奇跡の救出計画」
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エチオピアで実際にあった出来事で、エチオピアにいるユダヤ人難民何百万人を、イスラエルのモサド(イスラエルの諜報部員)が、スーダンの海岸沿いでリゾートホテルの運営をしながら、数年に渡り、陸路と空路を使ってユダヤ人難民をイスラエルに保護した作戦の実話でした。
 
しかし、イスラエルに保護されたエチオピアのユダヤ人は、イスラエルで平和に暮らしていたのかと言うと、差別を受けて暮らしている人たちも多かったようで、今回のドイツの難民問題も、同じ事が言えるなと。難民を受け入れたが、難民たちに自分たちの仕事を奪われてしまったら、全てのドイツ人が快くは思えなくなるよね。。。とか、そこは私たち日本人も同じ立場になると同じ事が言えるのかな。。とか考えました。
 
難民を受け入れたくも、リスクもある、では難民が生まれる国自体を変える事は。。難しい。そんな事を思いながら、昨日のニュースを見ました。
 
ちなみにこの映画の救出は、モーセ作戦と言うようで、ユダヤ教のモーセの名前をとっているようで、他にもイスラエルは過去に様々な出来事で(今回のパレスチナ問題も)ユダヤ人として強い絆が発揮されていました。。。