2024/3/9(土)沼尻先生＆ミタカフィル(Vc堤剛さん)＠三鷹市芸術文化センター☆

－2024年3月16日(土)　その2－

　先週の土曜日は、三鷹市芸術文化センター風のホールにミタカフィル第88回定期演奏会を聴きに行ってきました。

　ちょっと風は冷たかったけれども、とっても良いお天気でしたので、三鷹駅とホール間を往復とも歩いて、気持ち良かったです。

　会場に着いてみると、もしやの期待通りに、ミタカフィルの新しいCDが一般発売(3/20)よりも早く購入出来、さらにサイン会もあるとのこと、早速購入しました☆

　シューマン交響曲は４つだけなので全集が作りやすいと最初の演奏会時のプレトークで仰ってたことや各演奏の楽しかった幸せな体験を思いながら、心待ちにしていた発売なので、すごく嬉しいです。

　まず、ミタカフィルの前に、みたかジュニア・オーケストラによるプレコンサートがあり、それも聴きました。モーツァルト/フルート協奏曲第2番ニ長調K.314より第１楽章。フルートソリストもオーケストラも本当に上手で爽やかな演奏で、とっても素敵でした。

　そして、開演時間になり、恒例の沼尻先生プレトーク。いつも本当に楽しく役立つお話で嬉しいです。それぞれのプログラムについてのお話に、聴くのが楽しみになりました。

　ミタカフィルではこれまで、ホールの規模に合った小編成の曲をおもに演奏してこられたそうですが、少し大きめの曲も聴きたいとの声があり、ドヴォルザークに取り組んでみることになったそうで(トロンボーンとチューバが入る)、リハーサルでバランス等々調整して、良い感じになってきたとのことでした。

　また、この交響曲８番は、以前、「イギリス」という愛称が付けられていたことがあるそうで、１曲目ディーリアス、2曲目エルガーと、イギリス繋がりがあるそうです。

　1曲目のディーリアスは、演奏会の春に合わせて選曲されたそうですが、早春の柔らかな日差しと、まだ少し冷たい空気を感じるような、とっても爽やかで素敵な美しい曲でした。聴いていて、心が優しく温かくなってくるようでした。

　2曲目は、日本の巨匠シリーズということで、今回は、チェロの堤剛さんでのエルガー。堤さんは81歳だそうですが、まだまだ現役で活躍されていて、それも、本当に素晴らしい演奏でビックリしました。「わあ！すご～い！」と心の中で歓声を上げながら、大感動で聴きました。指揮とチェロとオーケストラが一体になって、エルガーのチェロ協奏曲、本当に素敵な曲で、堤さんのチェロで聴くことが出来て本当に良かったです。

　演奏が終わると大拍手が鳴り止まず、何度もステージに出てきてくださったのですが、エルガーの後なのに、超素敵なバッハもアンコールとして弾いてくださいました。これがまた、ホールに美しく響いて、すごく感動的でした。

　休憩時にはCD売り場が長蛇の列でしたし、そのCDを持ってサイン会にも大勢並んでいて、本当に素晴らしい演奏に聴衆の皆がビックリ大感動だったのだと思います。

　そして、休憩後のドヴォルザークもカッコよくて美しくてとっても素敵でした。素敵なメロディーが心に染みてきますし、心躍りますし、ミタカフィルの音は瑞々しく美しくて、聴いていて嬉しくなります。

　特に、最後の盛り上がりはテンポアップでノリノリで、超楽しくなりました。超幸せな明るい気持ちでニッコニコになりました。本当に素敵な曲で、すぐにまた聴きたいですし、何度も聴きたくなります。

　それから、久々のコンサートマスター水谷さんの笑顔の演奏や、シューマン等々でずっと素敵なコンサートミストレスをされていた中島さんや、お顔とお名前が一致している奏者の方々の演奏を拝見するのもとっても嬉しかったです。ティンパニの久保さん、チェロの上村さん、オーボエ和久井さんの他、今回、チェロの丸山さんもジュニアオケでも弾いておられて覚えましたし、コントラバス黒木さんも覚えました。

　…で、終演後は、嬉しいサイン会でした。CD盤面だけでなく、解説文の方にもサイン頂き、超嬉しかったです。素晴らしい演奏と心待ちにしていたCD入手とサイン会と、嬉しいこといっぱいで、心の中でうきうきとスキップしながら、会場をあとにしました。

↓プログラムとチケットとCDとサイン