頭が痛い…
いや、頭じゃない…?

顔が痛い…


…————!

声にならない痛み。
助けて、助けて、!

そうして、私が生まれた。




——青創——

見た感じ15、6の少女だろうか。
薄いピンクのワンピースに黄色のパンプス、少し青みがかった長い髪をひとつに束ねている。
とても綺麗な格好だか、それより輝いているのは顔だった。
二階からだと横顔しか見えないがとても美しい。
彼女は昨日からあそこのベンチに座っている。
流石に危ないと思い、窓から声をかけた。
「あなたどうしたの?」
世界を見たくないように静かに閉じてる目を開く。
何も見てないような、光のない目を私に向けた。
一瞬背筋がゾクッとした。
そして静かに口を開いた。
「生きているのではないでしょうか。私も何も覚えていないのです。」
「え…?記憶がない?」
ええ、と言い、彼女は顔をこちらにやった。
その時真っ先に目に入ったのは目の下から書かれてるようにある目立つ青い傷だった。








青創(せいそう)の第一話
をご覧いただきありがとうございました。

次回をお楽しみに、