お酒とはね、もう親密な関係を十数年続けているあたしも、いい加減いいお年頃なわけで。
missなんに、美容院でミセスとか婦人画廊とか渡されちゃうくらいのいいお年頃なわけで。

あたしが赤提灯で修行してる間に、みんなは祝言やら出産やらをねこなしてたわけですよ。

あたしだってね、四十路に差し掛かる手前位からは、初対面の人に「結婚してください!」って、「こんにちは〜」くらいの感覚で挨拶する程度の婚活はしてきたわけですよ。
もうホントね、夏の蚊か蝉の鳴き声かってくらいにモテない、需要ない。

しかしでばってん、なんかうっかりちゃっかり41で嫁行けたよー、母さーん

捨てる神ありありの中、拾う神いた!
コンケだコンケー

晴れて主婦となりましてん、近所のスーパーでパートかなんかしちゃったりしちゃって。

パート終わったら、働くスーパーでチューハイ買って、外の喫煙所でお疲れ一杯(ノンスモークでありま)

ガソリン注入後は立ち飲み屋へ直行でありま。

…と、まぁ結婚してもビフォーアフターがおおよそ変わらず、酒片手に火事をこなしてたでありま。
そんな感じのスイート新婚ライフ。

むしろ働いてる時間減った分、飲む量増えちゃったかなー、気のせいかなー、あー体調悪いかなー、気のせいかなー

って、結婚1年目くらいで微熱が下がらない、グロッキーな感じの謎な体調不良が続きましてね、病院行ったら血液検査してみましょうってね、一週間後位に結果出ますので連絡しますってね…

次の日いきなり病院から電話!一週間後とは?

まぁ、直ぐ病院来てくださいとのことで行きましたよ。

ガンマ、膵臓の値がマズいと。
今直ぐお酒止めてくださいと。

一応ね、ちょっとねジャブ程度に
「晩酌だけならー」
「週末だけならー」
「1杯だけならー」
って相手の出方を伺ったんだけど、
「一切ダメ!」
と、クリーンヒット(T_T)

このままだと膵炎やら膵臓癌てチラつかせられたもんだかんね、「やれんのか、あたし?やれんのか」って、自分を試す為にいつもの立ち飲み屋へその足で行ってみたっちゃよ。

「ゴールデン(チューハイ)の外だけください」
って、初めてのノンアルin立ち飲み屋。

家に帰ってからも火事のお供はノンアルビールか、お茶とかを片手になんとか乗り越えました、1日目。