1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1360
僕が殺した人と僕を殺した人
読了日:01月05日 著者:東山 彰良
東山彰良、5作目。ワイルドサイドを歩けで少しマンネリ感があったのだけれど、今作はシュチュエーションは変わらずなのだが、ちょっと面白い作りになっている。全く違う世界から始まって、最後にもんのすごい勘違いに驚かされる仕組み。
そして欲張りにも青春の光と影も描いている。流についで面白い作品。
Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)
読了日:01月20日 著者:森 博嗣
最近、続きがはやく発表されてない?うれしいね。
ついに生殖によって繁殖するウォーカロンが出現か?そうなるともうどっちがほんとの人間なのかなんてどっちでもいいんじゃ?
ミステリ原稿 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1647)
読了日:01月23日 著者:オースティン・ライト
ノクターナルアニマルズという題で昨年映画が公開された。
作家志望だった元夫から送られてきたミステリー原稿。作品中で原稿の内容と交互に行き来して現実がゆらぎはじめるヒロイン。
面白い試みだと思うけど(単に行き来するだけでなく、元夫の真意を測りかねて想像をめぐらすなど)、たいして面白くなかった。後半だれて読むのが大変。
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
読了日:01月28日 著者:カズオ イシグロ
今や、ノーベル賞作家となったカズオ・イシグロの短編集。
全編音楽と夕暮れにまつわるストーリーを切なくロマンチックに描いた
作品。彼の作品の中では、わたしを離さないでの次に好きかも。
中でも「夜想曲」はお得意のドタバタコメディタッチで楽しい。あっさりとした別れにも、おみごと!という感じ。
1月は4冊読了。遊び歩いてた割には読めたかな?ミステリー原稿があまりに魅力に欠け、今月のヤマだった(笑)残り3冊はおなじみさんだし楽しみにしていたこともあって満足。
新しい作家を開拓するのっていつもながらなかなかうまくいかない。