セオリィのある怪談 | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

先日は、ホラーと間違えて読んじゃった本があったけど。

今回はちゃ~んとホラーもの・・・てか、怪談?

 

「のぞきめ」 三津田信三著

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

辺鄙な貸別荘地を訪れた成留たち。謎の巡礼母娘に

導かれるように彼らは禁じられた廃村に紛れ込み、恐るべき

怪異に見舞われる。民俗学者・四十澤が昭和初期に残した

ノートから、そこは“弔い村”の異名をもち“のぞきめ”という

憑き物の伝承が残る、呪われた村だったことが明らかとなる。

作家の「僕」が知った2つの怪異譚。その衝撃の関連と真相

とは!?何かに覗かれている―そんな気がする時は、必ず一旦

本書を閉じてください。

 

四谷怪談とか牡丹灯籠とかって、セオリーがあって

禁忌を破るとそれに相当する報いがあったり、こわい

思いをさせられたりと変な話、仕方ないよな~と納得

できるんだよね。

 

現代の怪談てそうゆうの関係なしに、誰でも彼でも

たたられちゃったり、無差別に呪い殺されちゃったりが

多いからなんか納得できなかった。

 

のぞきめは、そこいくとちゃんと踏んじゃいけない地雷が

あって、それ踏んじゃったからダメだよな~って話。

 

尋常なことじゃあ怖がらせれれないだろうけど

こうゆう怖さって結構あると思う。

 

防ぎようがあるって事はそこには少しの望みがあるわけで

それすらもなんかしらの不都合で、絶望的になった時

恐怖が倍増するんじゃないかしら。

 

誰かにのぞかれてる気にはならないけど、そこそこ面白い

怪談だった。

 

 

小さい頃は、押入れの隙間から誰かが見てるとか、背中に誰か立ってる

とか、想像すると怖いことっていっぱいあったのにね。