尻すぼみ… | 三龍建築士

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題材は面白いんだけどね~

「記憶屋」織守きょうや著

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内容紹介(amazonより引用)

もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――? 

夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。だが互いにほのかな想いを寄せ、一緒に夜道恐怖症を乗り越えようとしていた先輩・杏子が「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れ去ってしまう。まさかと思う遼一だが、他にも周囲で不自然に記憶を無くした人物を知り、真相を探り始める。遼一は、“大切なものを守るために記憶を消したい"と願う人々に出逢うのだが……。 

「記憶」を消せることは、果たして救いなのだろうか――? 
そして、都市伝説の怪人「記憶屋」の正体とは――? 

衝撃的で切ない結末に、きっと涙こぼれる。 
二度読み必至の青春ノスタルジックホラー!

導入部分面白くて、どんどんひきこまれる。主人公の過去と杏子に共通する記憶屋の存在。

2部で登場する高原弁護士はとても魅力的だ。このエピソードは泣ける。


でもその後からの失速加減が甚だしい。

だいたいこのへんから真相が見えてきちゃうし、なんかダラダラしちゃう感じ。

最後まで一気に、ではなかったな~

お約束の最後の怖がらせも検討がついちゃってなんだか残念だった。