西島秀俊主演で、もうすぐ映画が封切り。
「クリーピー」 前川裕 著
内容(「BOOK」データベースより)
大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、
一戸建てに暮らす。ある日、刑事・野上から一家
失踪事件の分析を依頼されたのを契機として、
周囲で事件が頻発する。野上の失踪、学生同士の
トラブル、出火した向かいの家の焼死体。だがそれらも、
本当の恐怖の発端でしかなかった。「奇妙な隣人」への
疑惑と不安が押し寄せる、第15回日本ミステリー文学
大賞新人賞受賞作。
這いまわる・・・というような意味のタイトル。
ゾゾっとする感じ?
隣人がこんな得体のしれない人物だったら怖いな~
小説だから事件も起こるし、けれども一定の結末も
ある。
現実には、何年もの不愉快な時間を過ごし、状況は
じわじわ悪化する一方だと思う。
ごみ屋敷の隣に住んでる人たちは、みんなこんな
辛い日々を過ごしているんだろうな。・・・脱線
映画のキャッチにもなっている
「あのひと、お父さんじゃありません」
以上の衝撃的なところって実はあまりなかった。
たぶん今ドラマでやっている「火の粉」ほどの
しつこさや邪悪さは感じられないと思う。
火の粉はすごいもんね~ドラマは見てないけど
原作の恐ろしさかげんは半端じゃない。
でもクリーピーは、逆になりすましとか現実にも
ありえそうな話。
最後にちょっと、サプライズもあってそれが後味を
良くしている。
映画は黒沢清監督。
不気味な映画では、だれにも負けないと思う(笑)
原作より怖かったらいいな~