講談社タイガって、新しい文庫のなのだけどライトノベルの
くくりで理解していたので、特に興味はなかった。
「彼女は一人で歩くのか?
~Does She Walk Alone?」
森博嗣著
内容紹介
ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で
作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に
違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに
命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに
来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別する
ためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとの
ことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が
予見する未来の物語。
ところが
その筆頭で出てきたのが本作という事で迷わず購入(笑)
新シリーズはいわゆるアンドロイドの話←ざっくり
フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を
みるか?」だな、こりゃ。(ブレードランナーだね)
スキだね~、はいワタシもスキです。
あの世界観。
当然これは、百年女王からの流れ。時間がどのくらい
経っているのかわからないけど、あれから比べると
ウォーカロンはかなり進化。ほとんど人間。
嫌がる人もいるけど、森先生の作品は全体が一つの
流れに支配されているのがワタシは好き。
その痕跡を探しながら読むのも楽しい。
ちょっとマンネリで水戸黄門状態?安心するのかな。
このままハギリ先生とウグイは、犀川先生と萌絵みたいに
続いてゆくのかしらん?
そしたらWシリーズじゃなくてH&Uシリーズが正しいかも(笑)
・・・達見でしょ?
この世界、人間も人工細胞で補ってるからどっちが人工なんだか。