本来なら読み始めて一気読みのハズ!
「キャプテンサンダーボルト」
阿部和重・伊坂幸太郎 共著
内容(「BOOK」データベースより)
世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、
東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった
幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンが
はじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。
前代未聞の完全合作。
外出が多かったので、本が重すぎて持って行けなかった
移動時間中の読書って貴重ね~
ただし、お疲れ気味の方は読書は我慢して、眼を休め
ましょう!貴重な休養時間です
な~んちゃって。
これはもう、文句なしの冒険活劇モノだ!
ハラハラドキドキ、ムカシ野球少年だった男子大活躍。
と、いっても、20代を終わろうとしている借金まみれの
イケてないメンズ二人
随所に野球少年時代の苦い思い出や、その頃観た
戦隊ヒーローモノへのこだわり、そして車。
トランザムファイヤーバードなんて、なっつかしい(笑)
ボンネットにあのド派手な火の鳥の絵柄。レトロだね~
トヨタプリウス・アクアに三菱トライトン・マツダビアンテ・・
車がぞろぞろ出てくるのも、さすが男の子の書いたお話
って感じ。
あこがれたヒーローとの思いがけない邂逅とか。
男の子の夢がいっぱい詰まっている。
実際にあった、東京大空襲の日のアメリカ軍機不忘山
墜落事件と、フィクションの蔵王の御釜で発生したという
村上病(そういえば今年もノーベル賞なかったねぃ←関係ない)
をうまく絡ませ、緊迫感もばっちり。
阿部和重は、「アメリカの夜」でザセツしちゃったが、今回は
最後までしっかり読ませる。
伊坂幸太郎と共著だからかな。こんなのは大歓迎!
読書も年末楽しく終わりたいものだ~