そりゃないだろ | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

「その女、アレックス」で一躍日本でも有名になった

ピエール・ルメートルさんの作品。


「悲しみのイレーヌ」 ピエール・ルメートル著




内容紹介

『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作

連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。

事件は異様な見立て殺人だと判明する…掟破りの

大逆転が待つ鬼才のデビュー作。


カミーユ・ヴェルーヴェン警部のシリーズ第1作。

なので、先に読むべきものなのだよね。


ほとんどの日本人はアレックスから読んでるんじゃない?


「悲しみの・・・」とアレックスは地続きの本だから、みんな

じつはネタ晴らし本から入ってるようなもんである。


この邦題はどう考えてもそれを踏まえてのものだよね?


でも・・・


これはやっぱり・・・


アウトだよ!☠


原題は直訳で「丁寧な仕事」



ちょっとさえないけど、こっちの方がよりサスペンスチック

だし、なにより内容を傷つけない。


もしかしてこちらから読もうと思った人がいたら

さらにひどい。ルメートルさんには何の罪もないけれど。



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:


まあ、てなことがありまして


作品としては、さらに残虐(汗)

物語をひっくり返す力は同じぐらいだ。


またしても、読んできた部分を土台からグラグラにしてしまう

ようなすごい展開。


ココから始まったのかー。でも今までの3作までだと

他の2作の方がやっぱ面白いかな。


この犯人がお題にするミステリーは、読んだことのない

ものばかりだったが、唯一「ブラック・ダリア」は実際の

事件としても有名。


「あれかー!」とうなづける部分がアリ面白かった。


そうだな、それなら



こっちも面白いよ。久しぶりに読みたくなった。





ラグビーもオワリ、そろそろボクサーらーらさんに戻ります。