待ってたんだよね~文芸春秋。
だって、芥川賞全文掲載、でも970円!
今回なんて2作でしょ?
絶対お得←単行本も買わないくせに(笑)
なので、
「火花」 又吉直樹著
だけど、買ったのは
「文芸春秋 九月号」(笑) ↓
内容(「BOOK」データベースより)
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味
溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄に
ついて議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。
彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を
見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!
「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
お笑いってつかみどころがなくて、正解なんてどこにも
ないものを追求してゆく二人。
大衆にウケればいいのか、ジブン達が満足できればいいのか
ワタシなんか、単純に笑えるか笑えないかの基準で
いいじゃんて思うけど。
ただ、この二人、二人の間での掛け合いに快感を感じて
(ん?なんか変?)いるフシがある。
これって、わかる所もアリ。
長い間一緒にいる友達なんかだと、なんとなく言いたい事や
考えてる事が瞬時にわかっちゃって、ツッコミどころとか
ボケるところとか、かゆい所に手が届くような時があって、
すごくうれしい。
そんなのと似てる気がする。
でもこうゆうのを職業にしたら苦しい。
大勢の人を笑わすのって、まず客を乗せてこっちに
気持を持ってくるところからすでに難しいし。
売れる、っていう次元ではないのかな。
自己満足、ではないんだよね?
面白かったけど、やっぱ深く理解するのはめんどくさい。
神谷はワザと徳永にダメ出ししてるんじゃないかって
気もするし。もっともらしく。
花火から始まって花火で終わる物語。
でも、まだ終わりきれない二人に火花が散る。
なんだかピンじゃダメそうだしな~、神谷先輩。徳永と組むのでは