昭和のおうち | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

そんなつまらないブログで今日が終わっちゃうのは

嫌なので、ちゃんとしたテーマで気分なおし~


DVD観たよ。


「小さいおうち」  



この二人のやり取りが、とってもほほえましくて

やさしくて。



重たい不倫へと向かう話なのに、、品のいいドラマに

なっていた。



実際に原作だと、タキ(女中さん)はもう少し腹黒で

家政婦は見たミタさん的な所もある。



そこがとっても面白くて、実際結末は同じでも

タキがした行動が、本心から善意なのか、または

意地悪を仕掛けたのか全然違ってくるのだ。



ワタシは原作がとても気に入ったので、どうやら

映画が優しめの仕上がりらしいと聞いて、劇場へは

行かなかった。



今回はじめてみたわけだけど、こういうバージョンも

アリだな~と思った。



女中さん役の黒木華は、素朴で純粋に奥様を慕う

タキにピッタリ。原作だとタキは、したたかに戦前戦後を

生きぬく女。そっちだったらちょっと違うけどね。



松たか子は背徳の奥様。きっと恋愛もしないで

この旦那さんと結婚しちゃったんだろうな~って

元お嬢様のカンジが良く出ていた。



大戦前後の、裕福なお宅の様子がとっても良くわかる。

昭和初期の洋風な家にダイニングキッチン、応接室

蓄音機でクラシック・・

子どもに関しては中学受験もあったんだね。クリビツ衝撃!



タキの又甥(またおいってぷぷ)妻夫木君が探し出す

平井家の息子役を、亡くなった米倉斉加年さんが

演じて最後を締める。惜しいなぁ・・米倉さん。



なんだか「本格小説」を思い出して、読みたくなっちゃった。


そういえば今年の夏は読まなかったな~

また、軽井沢の夏へちょっくら行ってくるべ。にげる

←本の中の、よ(笑)






吉岡秀隆って、最近不倫相手の役が多いような・・・ぷぷ