「記憶の果て」っていう本が気になって、読もうと
思ったら、シリーズものらしい。
その前に、どんなものを書く人なのか知りたくて
読んでみた。
「彼女は存在しない」 浦賀和弘著
多重人格の人が出てくる話なんだけど、
似たような人がたくさん出てくるため、本当は
誰が多重人格なのか、ごっちゃごちゃして
分からなくなってしまう。
登場人物の中で、ゆるぎない性格や人格設定のヒト
が誰もいないので(現実にはこんな人いないから)
あるイミで現実的なんだけど、
真相がわかった時の、一気に霧が晴れるような
スッキリした気持ちにはならない。モヤモヤ・・
あの場面はいったい誰の話なの?
などの検証も自分でしないといけないので
本当は読み返すのが一番だけど、
今回はどうもかったるくなってしまった(笑)
猜疑心を持って読み過ぎちゃうのか・・・
いかんね~、ジツは作者の罠にはまったような感じ。
それでも、SF的なミステリィっていう「記憶の果て」
興味があるので、チャレンジしてみようとは思う。
どんなんだろうな~