うっわ~、すごい大作だった~。
歴史ミステリィかと思えば、SFチックになりでも
現実的にありうるような、幻想小説のような・・・
「グランド・ミステリー」奥泉 光著
ゆ~っくり読みたかったので、こんなに時間が
かかってしまった。気がついたら年末なんて(笑)
真珠湾とその前後の事件がどう繋がるのか。
潜水艦の先任将校・加多瀬稔とその妹・範子を軸に
不思議な世界とアヤシイ人物達が跋扈する物語。
乱歩の怪人二十面相的な?
すごいなぁ、座標の中に時間軸が何本も立っている
3Dみたいな(4Dか?)小説。
疑似パラレルワールド?
一度読んだ物語が少しずつずれた感じで何度も
繰り返される。そんなSFチックなのに、史実はとっても
詳しく書かれていて、潜水艦のくだりなんて読んでると
こうゆう小説なんだと途中まで信じてしまった(笑)
かと思うと、常識的に信じられる範囲で説明もなされ・・
え~い、これはもう読んでみないとわからない。
だがしかし、文庫で940ページの大作!
じっくり時間のある時に、読むべし
海軍さんはかっこいい~い・・・が、しかし潜水艦乗りの悲哀が。
零戦って、海軍なの知ってた?零式艦上戦闘機・・
空母に乗ってるからね~、海軍所属なんだって。