伊坂ワールドに行ってきた。
「バイバイ、ブラックバード」 伊坂幸太郎著
借金がかさみ、怪しい組織から「あのバス」に乗るように言われる
主人公・星野一彦。それで、借金チャラ?
あのバスっていったい、どんなバス?
そのために5股交際中!の恋人たちともお別れしないといけない。
見張り役の、マツコ・デラックスみたいな繭美を婚約者にしたて
恋人たちを行脚して回ることになる。
とんでもない男なんだけど、付き合ってるのはボランティアなんじゃ・・
と思うような場合も多々。
コイツが優しすぎて、どの女の子もいい子になっちゃう。
本人、そんな気まったく無いのに、これ計算?みたいなセリフで
みんなころっと、だまされて?カノジョになってしまう。
繭美だって、凶悪な女だけど、彼女すら知らないうちに
絡めとられていく。オソロシイ男だ。
一人一人のエピソードはすべて伊坂ワールド全開。
一彦の優しさが、彼女たちと周りの人々をやさしくする
最初、繭美は何かの象徴なのかと思ったが、別に死神でもなく、実は
彼女もよくわかんないんじゃないか?のような展開。
「あのバス」でゆく「死ぬほど恐ろしいところ」
最後の繭美のけなげさが光る。でもさ~
・・・なんで、セルモーターじゃないんだよ!
が、突っ込みどころ(笑)
なりたかったもの、おいしいパン!が泣かせる
ドナドナド~ナ、ド~ナ

