内側から見たBOX | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

ボクシングジムでも、本の交換が始まりわーい 黒豆

先日OK兄さんに「一瞬の夏」を貸したのがきっかけで

代わりに貸してもらったのが↓


やっぱBOX系ね(笑)ボクシング
三龍建築士


「空の拳」 角田光代著


著者もジムに通ってるんだね。めっちゃ雰囲気出てる。

ボクシングを見ていて、やってる選手の気持ちって

どんなだろう・・って思うわけ。


それで私も始めたけど、ジムにいると内側からの

ことが、ある程度見えてきて、ちょうどこの作品の

空也みたいな気持ちで選手達を眺めるようになる。


出版社に就職した空也は、文学系の花形編集部を

希望していたのに、閑職のボクシング雑誌の編集部に

配属されてしまう。


始めは抵抗があった空也だが、

ジムに通い、プロアマ素人などの練習生と交流する

うちに、彼らに引き込まれ、次第に深くのめりこんでゆく。


中でも、チャンピオンへの道を登り始めた立花

ジブンの編集者としてのユメもかけて、その行方を

見つめるのだった。


あるあるが満載!

試合の様子も、早すぎて見えないパンチも。

試合前の選手の緊張感、ジムの空気。これは

失礼だけどお手柄だよな~。やってないとわからない。

OK兄さんの絶賛も納得。



ただ、物語の長さとテンポの悪さに後半ばてた。

長くても内容がしまってると、もっとマンゾクできるけど、

最後の方は冗長。

その方が未練たらしくて、事実っぽくていいのかなぁ・・。

なんだか中途半端な気がするんだよ、オワリが。


百田尚樹の「ボックス」を読んじゃったせいか、

もっと、ノーモーションの右ストレートみたく

スコーーーーーーンボクシングっと終わっちゃった方が

良かった気がするんだよねふーん



それでも、ボクシングに生きる人たちの実際に

とっても迫っていて、良いと思います


かれらが腕を伸ばすのが、

勝利の空(そら)への拳なのかゴー

何もつかめず空(から)の拳になるのか・・akn


どんなにリスクが高くても、それでも彼らは

それをめざすのだピース



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


狂言回しの空也がときどきオカマ言葉になっちゃうのは

作者の角田さんがジブンでしゃべっちゃうから??


その気持ちちょっと分かる。ぷぷ

ワタシが目指してるのは、タイのオカマボクサーだから(笑)

バカにできないよ、ほんっと強いから。オカマ?

(ワタシべつにオカマじゃないですけど(爆))