クリスマスももうおしまい・・。もうすぐお正月だね。
まだ明日忘年会が残ってるので、大掃除は計画だけ。
仕事も28日までだから、寒いし何だか疲れる~。
なのにイブに読む本じゃあない気もしたけど、
「スクールアタック・シンドローム」
舞城王太郎著
舞城初体験!どんな人なんだろうと興味津々。
感想は?といえば・・・良かった!面白かった。
短篇3作で、登場するお兄さんが3人ともとってもカワイイ。
改行無しのずんずんススム型文章。町田康かなっと
思いきや、内容は暴力の伝染あるいは愛情あふれる
家族の話だ。
とってもヒドイ暴力の話でもあるけど、そこにはとても
愛のあるオトコの目線があって、殺伐としない。
どうしたらこの恐ろしい暴力の伝染を断ち切れるのか
一生懸命考え続ける父親や高校生の話。
(スクールアタック・シンドロームとソマリア、サッチ・ア・
スウィートハート)
あるいは、落ちても落ちても医学部受験をあきらめない
オトウサン。
ムスメと奥さんにも求め続けてやまないものがあると
知って自分を肯定できる話(我が家のトトロ)
とっても面白い目線で、かつ身近に存在する暴力や
問題を真摯に考える男子達がとてもいとおしい。
他の作品もこんなカンジなのかな?
イケテルねっ!